はじめに
本ドキュメントでは Cisco Nexus 2300 シリーズ(Fabric Extender) で特有の情報を収集する方法をご紹介します。
本コマンドを実行しても、機器の動作に影響を及ぼすことはございませんが、実施の際は弊社 Customer Support Center (TAC) 担当エンジニアの指示があった場合などにご利用ください。
ドキュメント内に記載のあるログ表示は以下の環境で収集しています。ご利用の製品やソフトウェアバージョンによって方法や表示が異なることがあります。
N9K-C93180YC-EX ソフトウェアバージョン 9.3(8), N2K-C2348UPQ-10GE
コマンドの実行方法
以下の手順でコマンドを実行するプロンプトに移動します。
switch# attach fex 101
Attaching to FEX 101 ...
To exit type 'exit', to abort type '$.'
fex-101# dbgexec tib
tib>
/// 作業終了後は Control + C キーで元のプロンプトに戻ります ///
tib>
tib> /// Control + C ///
fex-101#
実行可能なコマンド
実行可能なコマンドの例は以下のとおりです。各コマンドは FEX 内部でのポートのマッピング、各ポートの使用率やカウンターなどの詳細を表示します。これらの表示は、show tech-support fex XXX や、FEX での show tech-support に含まれていることもあります。
show oper
show new_ints all
show rmon all
show sts
show sfp
show dom <asic_id> <port-name>
/// ASIC ID は 0 もしくは 1, port-name は NI0 や HI0 といった表記で入力します ///
show elog
drops
loss
rate
show ss
参考情報
Cisco Nexus 2000 Series NX-OS Fabric Extender Configuration Guide for Cisco Nexus 9000 Series Switches, Release 9.3(x)
Cisco Nexus スイッチ (NX-OS) : 設定例