[作業前確認]
- FE作業
1. CIMCの[Server]タブで[Faults and Logs]メニューを選択し、右画面の[Fault Summary]を確認して、発生しているFaultを確認します。
こちらのFaultについては後に確認しますので念のため直近のFaultはメモしておいて下さい。
2. メモリの状態を確認します。
2-1. CIMC 画面から、[Server] タブ配下にある [Inventory] から、
[Memory] タブを選択します。
2-2. 表示された DIMM 一覧から、[Operability] が [Operable] ではない
DIMM のスロットを特定します。
3. 物理的なメモリの位置を特定します。バージョンによって異なりますが、GUI/CLI/ログ上に以下のような名前規則でメモリが表示されます。以下の例はいずれもメモリライザー3上のDIMM 1A を示しています。
Name: MEM3 DIMM_1A
Name: MEM RSR 3 DIMM A1
以下の図から該当のメモリがどのメモリライザーにあるか確認します。上記の例ではMEM 3 が該当します。
以下の図から該当のメモリを特定します。上記の例ではA1メモリが該当します。
メモリライザーのLEDからも特定することができます。以下の図の赤枠内のLEDに障害があるメモリがあれば点灯します。
*シャーシがパワーオン状態であることが前提となります。
[作業手順]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. サーバ(OS)をシャットダウンします。
2. 作業対象特定のために、以下のメニューでLocator LEDを点灯してください。
- FE 作業
1. 交換対象のシャーシに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてからケーブルを抜きます。
2. サーバ前面の以下の赤で囲んだラッチ部分を引き上げ、スライドレールに沿ってサーバをラックの前面に引きます。
3. 引き出したら、以下の図を参考にカバーラッチロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバのトップカバーをはずします。
4. 該当のメモリが搭載されているメモリライザーを、両側の緑色のボタンを押し黄色の部分を持って引き上げ、取り外します。
5.該当の DIMM を抜きます。
6. 交換用の DIMM を挿入します。
7. メモリライザーを元に戻します。
8. トップカバーを閉めます。
9. シャーシを元の位置に収納します。
10. 電源コード以外の抜いたケーブルを、ラベルに従い接続し直します。
11. 電源コードを Power Supply に装着します。
12. 電源ボタンを押し、サーバを起動します。
13. CIMC の画面にて、メモリーモジュールの "Operability" が "Operable" になっていることを確認します。
- お客様作業
1. OSの正常性をご確認ください。
- FE 作業 (作業後の確認)
1. CIMC の [Server] タブで [Faults and Logs] メニューを選択し、右画面の [Fault Summary] を確認し、交換作業前と比較して新たな Fault が発生していないことを確認します。
[参考資料]
Cisco UCS C460 M4 Server Installation and Service Guide
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/c460m4/install/C460/replace.html#30714