本文書は、UCS C-Series サーバーのCIMC初期設定方法について説明します。
[作業手順]
- サーバーの電源を入れ、機器を起動します。
-
KVM コンソールまたは接続ディスプレイ画面にて
[Press <F2> Setup, <F6> Boot Menu, <F7> Diagnostics, <F8>Cisco IMC Configuration,
<F12> Network Boot] が表示されましたら、[<F8>] を押し、CIMC 設定画面を起動します。
-
設定する項目に応じて、カーソールキーで項目に合わせ、選択箇所では[Space] キーで
'X'マークを付け、その他は数字キーにて設定を入力します。
最後に<F10>を押し、設定を保存します。
Networkを経由してCIMCのGUI画面にアクセスするためには、最低限 以下の設定が必要となります。
-
NIC mode: 次のような選択可能なNICモード設定があります。
・Shared LOM Ext(デフォルト):shared LOM 拡張モードです。これは工場出荷時設定で、NIC 冗長化は Active-active、
DHCP はイネーブルに設定されています。
このモードでは、shared LOM インターフェイスと Cisco Card インターフェイスの両方がイネーブルです。
・Dedicated:CIMC へのアクセスに 1 Gb イーサネット専用管理ポートを使用します。
[NIC redundancy] の [ None ] を選択し、IP 設定を選択する必要があります。
・Shared LOM:CIMC へのアクセスに 2 つの 1 Gb イーサネット ポートを使用します。
NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。
・Cisco Card:CIMC へのアクセスに取り付け済みの Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)のポートを使用します。
NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。
-
CIMC IP: DHCPを利用しない場合、IPアドレスを指定します。
-
Prefix/Subnet: サブネットマスクを指定します。
-
Gateway: デフォルトゲートウェイを指定します。
-
NIC redundancy: 次のような選択可能な冗長化指定があります。
• none:イーサネット ポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。
• active-standby:アクティブなイーサネット ポートに障害が発生した場合、スタンバイ ポートにトラフィックがフェールオーバーします。
• active-active:すべてのイーサネット ポートが同時に使用されます。
また、[<F1>]を押すことで、次のページに移り、その他の設定も行うことができます。
-
以下は設定例です。
・NIC mode: Dedicated(専用管理ポートを使用)
・IP Address: IPv4、Static IPアドレス、Subnet Mask、Gatewayを指定
・NIC redundancy: None
-
Webブラウザより、上記で設定したIPアドレスにhttps接続でアクセスします。
尚、デフォルトのログイン情報は以下となります。
・Username: admin
・Password: password
ログイン後、必要に応じてその他の設定を行います。
[参考資料]
- Cisco UCS C220 Server Installation and Service Guide
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/c/hw/C220/install/C220.html