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Tsubasa Kanai
Cisco Employee
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はじめに

 

このドキュメントでは、vPC パラメータの1つ、peer-switch の解説を提供しています。

 

前提条件:

要件

この設定を行う前に、vPC の基本設定や動作についての知識が推奨されます。

使用コンポーネント

Nexus 7000 シリーズスイッチ NX-OS 4.2(6),  5.0(2a) 以降
※このドキュメントでは、Nexus 7000 2台で peer を構成された vPC について解説しますが、基本的な動きは Nexus の他のシリーズでも同様です。

 

解説

peer-switch 機能を使用することにより、それまでは vPC primary スイッチにマッピングされていた STP root の役割を、peer スイッチ両方が担うようになります。これは、以下の図のように2台の peer スイッチが、STP 上は1台のスイッチとして振舞うことに相当し、どちらも配下のアクセススイッチに対して BPDU を送信するようになります。

主な利点としては、vPC primary スイッチの failure recovery の際に、peer-switch なしでは3秒ほどの通信断がありましたが、peer-switch を使うことで 通信断を1秒以内に抑えられることです。

peer-switch は、両 peer スイッチで設定されていなければいけませんが、加えて、STP に関して全く同じ設定をする必要が出てきます。具体的には、全ての vPC VLAN に対して同じ STP priority を設定する必要があります。これは、上述の通り、2台とも STP root として振舞うことに起因します。

peer-switch によって、両 peer スイッチは BPDU をローカルに処理できるようになります。(secondary スイッチで受け取っても peer-link 経由で primary スイッチに送る必要がない)

なお、peer-switch は設定することで悪影響を及ぼす可能性はないため、常時設定しておくことが推奨されます。

 

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