%EARL_NETFLOW-4-TCAM_THRLD というエラー メッセージは、Netflow TCAM(Ternary Content Addressable Memory)の使用率が 100 % に近づいたため、アグレッシブ エージングが一時的に有効になったことを示しています。NetFlow マスクを FULL モードに変更すると、NetFlow エントリが多すぎるために NetFlow TCAM のオーバーフローが発生する場合があります。この状況は、show mls netflow ip count コマンドを発行することで確認できます。 スーパーバイザ エンジン 720 は、NetFlow テーブルの使用率を 30 秒ごとに確認します。テーブル サイズが約 90 % に達すると、スーパーバイザ エンジンはアグレッシブ エージングを有効にします。アグレッシブ エージングの基本的な考え方は、テーブルの使用率が 100 % に近い場合、作成できない新しいアクティブ フローが存在するというものです。この場合、使用頻度が少ないフロー(非アクティブ フロー)を積極的にテーブルから除去して、使用頻度が多いフローのためにスペースを空けたほうが効率的です。 Policy Feature Card(PFC; ポリシー フィーチャ カード)の NetFlow テーブル(IPv4)の容量は、PFC3a および PFC3b の場合、128,000 フローです。PFC3bXL の場合、この容量は 256,000 フローです。 NetFlow 使用率の通知機能は、デフォルトでは無効になっています。%EARL_NETFLOW-4-TCAM_THRLD というエラー メッセージは、設定に service internal が存在し、NetFlow の使用率が 90 % に達した場合に出力されます。 このエラー メッセージは次のように表示されます。 Aug 24 12:30:53: %EARL_NETFLOW-SP-4-TCAM_THRLD: Netflow TCAM threshold exceeded, TCAM Utilization [97%] |