以下は 2023 年 10 月 4 日に開催した Webex セキュリティ設定の概要と動作解説 の Q&A セッションでいただいた質問とその回答となります。多数のご質問誠にありがとうございました。なお、当日の資料や録画は以下より確認可能です。
プレゼンテーション資料 ウェビナー録画 イベント概要
質問 1「アプリケーション共有以外でチャットを事故的に表示しないようにする手段はありますでしょうか?デスクトップ全体を共有したい場面もあるかと思います」
Webex app であればチャットの通知自体を Off にするといった手段は考えられます。Space 単位、全体(Global)設定なども可能です。
質問 2「会議がロック済であれば、招待の有無に関わらず「勝手に入室」のようなことにはならないということでしょうか?」
ご認識のとおりです。選択肢としてはロビー待機か参加不可となります。
質問 3「Auto admit として参加者コントロールの方針を変えたのは何故でしょうか?」
Auto admit 以前は Guest であるか否かという制御で招待の有無ではありませんでした。それにより会議時に主催者にて多数の人をロビーから会議室に移す操作が必要となっており、それが結果として「全員を許可」にする傾向を生んでしまっておりました。セキュリティ向上の観点からそれらの手間を省くため招待有無ベースの制御に移行しました。
質問 4「たまに`CAPTCHA が表示されますが、表示しないようにすることは可能でしょうか? 」
PMR への参加に関しては設定が可能ですが、その他ケースについては基本的にセキュリティ向上の観点から実施しているものとなりますので困難となります。意図せず表示されている等あればテクニカルサポートへお問い合わせ下さい。
質問 5「資料 46 ページなどに記載がある「未適用」とは、どのような状態ですか?」
例えば Settings Template の場合は、テンプレートが適用されていない等で機能の有効化も無効化も明示的に行っていない状態を指します。"未適用"と記載のものは動作に影響を及ぼさない状態であるものとご認識いただければと思います。
質問 6「ロビー待機になった場合に主催者が許可をしても会議参加できない、または主催者が会議参加を許可できない、というパターンはありえますでしょうか。ロビーに待機になれば主催者が許可すれば必ず参加は可能となりますでしょうか。(サイトへのログイン有無にかかわらず)」
ロビー待機になった際、主催者が参加許可後は会議に参加できるというのが期待動作になります。許可を行ったにも関わらず参加ができないなどの場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください。
質問 7「特定 WebexMeeting アカウントを特定の Cisco ビデオデバイス(Desk など)からのみ主催者開催させる方法はありますか?意図としては以下となります。Meeting アカウントを特定のビデオデバイスが参加している会議には参加可能として、特定のビデオデバイスが参加していない Meeting では、その Meeting アカウントを使えないようにしたい。ビデオデバイスからのみ会議を主催・開始できる設定があればと考えています」
恐れ入りますが、現状特定のアカウントをビデオ会議端末からのみ主催可能とする、という設定はございません。しかしながら、クラウド登録端末であれば端末から直接 Instant meeting という形で会議は可能ですので、必然的に「必ず特定端末が参加している会議」となります。詳細以下となりますのでご要望に足るものかご確認頂ければと思います。
Webex Meetings in devices
デバイス内の Webex Meetings
質問 8「現バージョン Webex Meetings について、本日ご説明の各種セキュリティの初期設定は、どのようになっているのでしょうか?(現バージョンの Webex Meetings を新規に導入した場合について、どのようになっているのでしょうか)」
例えば今回ご紹介差し上げた Auto admit については基本的に実装前の設定に倣う等があり、お客様環境により異なるものもございます。恐縮ながら新規導入時を含め設定内容としてまとめてデフォルト値をご案内している公開情報は現状ご用意が無いため、それによりセキュリティ上の懸念が発生する場合は弊社営業/SEまでご相談いただけますと幸いです。
公開の難しい情報などは掲載を見送らせていただくこともございます。ご容赦いただけますと幸いです。
当オンラインセミナーのご参加、誠にありがとうございました。 またのご参加をお待ちしております。