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はじめに
Webex Instant Connect を利用した会議ではBotにより主催者、ゲストがチャット機能を利用するためにWebex上のスペースに参加が促されます。そのため、セキュリティ上の理由により外部ドメインのスペース参加をControl Hub上で制限している場合、ゲストが会議に参加できない場合があります。
本記事ではこれらの設定について解説します。本記事は2023年8月のバージョンを元に執筆しており、Propack をご契約頂いているお客様が該当します。
事象説明
Propack をご契約、有効化している場合はControl Hubより「外部通信」の設定を変更可能です。この「外部通信」内にある「外部メッセージング」の設定によりInstant Connect利用時にゲストの参加可否が決定されます。
- 「外部メッセージングをすべて許可」の場合、主催者・ゲスト共に参加可能
- 「ブロックされているドメイン以外のすべてのドメインを許可」の場合、主催者とブロックドメイン以外のゲストが参加可能
- 「選択したドメインのみを許可」の場合、主催者とドメイン許可されているゲストのみ参加可能
- 「選択したドメインのみを許可」かつ「許可ドメインを設定していない」場合、主催者のみ参加可能。ゲスト参加不可
設定方法
外部ドメイン宛のメッセージング機能を制限し、Instant Connectの会議にゲストを参加させるためには以下の通り設定することでセキュリティを担保しつつInstant Connectを利用することが可能です。
- 「外部メッセージング」の設定を「選択したドメインのみを許可」
- 「許可されたドメインを管理」に "appid.ciscospark.com" を追加
※Botが起動しゲストが参加する際のドメインとして上記ドメインを利用しているため
参考情報
Control messaging with external users in your Webex App spaces