2023 年 4 月 19 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
Webex Calling (WxC) に登録した Multi-Platform Phone (MPP) が IPv4 / IPv6 の dual stack モードで動作しており、IPv4 / IPv6 それぞれの IP アドレスを取得している状態で、IPv6 を使用してコール発信を行うと WxC サーバ側からコールが拒否されます。 通常、IPv4 / IPv6 両方の IP アドレスが割り当てられた場合は IPv4 の優先度が高く、IPv4 を使用して MPP がレジストおよびコール発信を行うため、本事象は発生しません。 しかし、一時的なネットワークの問題等で IPv4 レジストが外れた場合、MPP は IPv6 でレジストされます。この時に、IPv6 を使用してコール発信を行った場合に、WxC サーバ側からコールが拒否されます。
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原因 |
現状の制限事項です。 MPP が IPv4 / IPv6 の dual stack モードで動作しており、IPv4, IPv6 それぞれの IP アドレスを取得している状態で、一時的なネットワークの問題等で IPv4 の接続が切れて IPv6 でレジストされた場合に、本事象が発生します。
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解決策 |
MPP の IP モードを dual stack ではなく "IPv4 のみ" あるいは "IPv6 のみ" に設定してください。 MPP の歯車マークのボタン > ネットワーク設定 > IP モード から変更可能です。こちらを変更すると、自動的に電話機が再起動して設定が適用されます。 なお、IPv6 の場合は以下のような制限事項があるため、"IPv4 のみ" が推奨です。
Known issues for Webex Calling Webex Calling analytics Devices that register through IPv6 or a VPN termination to Webex Calling are also unsupported.
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備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。