はじめに
Nexus Dashboard では限定された問題に対する高度なトラブルシューティングや、特別な不具合に対する回避策の適用を目的として、 Nexus Dashboard の各 node に対して root 権限を用いたオペレーションを必要とする場合があります。
root 権限の取得( root アクセス)には root パスワードを使用する必要があります。
root パスワードは TAC エンジニアが発行することができ、ご利用の Nexus Dashboard 環境上にて token を取得・提示の上、TAC から サービスリクエストを通して通知されます。
実行方法
token には有効期限があります。オープン中のサービスリクエストがない場合は事前に root password 発行用のサービスリクエストを申請してください。
SE-node login: rescue-user
Password: !! admin password を入力
[rescue-user@SE-node ~]$ acs debug-token
XXXXXX1234 !! この token を TAC に提示する
[rescue-user@SE-node ~]$ ssh root@localhost
root@localhost's password: “ TAC が発行するパスワードを入力”
[root@SE-node ~]#
- token の有効期限は最大1時間となります。( acs debug-token 確認から TACより通知されたパスワードを用いたログインを完了させるまでの目安です。タイミングによっては1時間より短い可能性があります。)
- 一度 root ユーザに移行した後は、 token の有効権限が切れてもログアウトするまで権限は有効です。
- acs debug-token および発行されるパスワードは、どの Nexus Dashboard node であっても一つの Nexus Dashboard cluster 内では共通となります。
注意事項
- Japan TAC 営業時間内 (平日 9:00AM-5:00PM )のみパスワード発行が可能です。(日本の場合)
- Japan TAC 営業時間外(夜間作業等)での発行が必要な場合は Global TAC へのケースオープンが必要です。
- 担当 TAC エンジニアが不在としてる場合もあり、token 有効期限内の対応が間に合わない場合があります。発行予定日時は事前に通知の上、token 提示後も電話連絡をいただくとより確実に対応が可能です。
- root パスワード発行が可能なケースは、cisco.com ドキュメント( Bug Search Tool, Field Notice ) に root アクセスが明言されているもの、もしくは TAC がサービスリクエストを通じてご案内するときのみに限定されます。
- 上記以外の作業(状態確認等)では発行できない場合があります。