2023-04-20 02:43 PM
2023年4月20日 (初版)
GUI で ACI Fabric の設定をしている状況で APIC 間の設定を比較する際に、CLI にて show running-config all コマンドで出力した結果を比較すると差分が検出される場合があります。
ACI で show running config all コマンドを実行した場合、ACI では内部に保持するテキストファイルを表示させるのではなく、ACI 内部の DB に保存されたオブジェクトに対してクエリーを実施し、その結果を出力するような動作になります。このとき、ある設定で CLI で設定可能な内容と GUI で設定可能な内容に差分がある場合、出力された結果が APIC 間で異なる場合があります。(GUI では複数の項目が設定可能な内容が CLI では一つの項目しか設定できない場合、複数設定された内容のうち 1つがAPIC1号機、もう1つの設定がAPIC2号機とAPIC3号機で表示されるような状況が例として挙げられます。)CLI で設定できる内容は限定的となっており、GUI で設定できる内容が全て設定可能ではないため、こちらの動作は実装上の制限となります。詳細につきましては、以下の資料を参考ください。ACI: NX-OS Style CLI と APIC GUI の併用について
APIC GUI あるいは REST API から設定を行った場合は結果を APIC GUI、REST API、moquery コマンドで確認し、CLI で設定を行った場合は show running-config コマンドあるいは moquery コマンドで確認してください。
なお、APIC のステータスが Fully-fit となっている場合には同期が取れておりますので、基本的に APIC 間で設定を比較することは不要となりますが、設定全体の差分を確認したい場合には、Config をバックアップいただき、json ファイルを確認してください。Config バックアップ & リストア
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