購入時など初期設定状態のルータでは、Cisco Configuration Professional Express(CCP Express)のクイック セットアップ ウィザードによって、インターネットへの接続を含む各種設定を簡単に実行できますが、初期設定状態ではないルータに対してクイック セットアップ ウィザードを使用すると、設定問題が生じることがあるため推奨しません。
ここでは、プロバイダの変更時など、初期設定状態ではないルータに対してインターネット接続を設定または変更する際の参考となるように、CCP Express の[インターフェイスと接続]からの PPPoE によるインターネット接続の設定方法について説明します。
ステップ①:[インターフェイスと接続]をクリック
ステップ②:設定したい WAN インターフェイスの[]アイコンをクリック
【メモ】
4 ポート モデルでは[GigabitEthernet0/4]または[GigabitEthernet0/5]、8 ポート モデルでは[GigabitEthernet0/8]または[GigabitEthernet0/9]が WAN インターフェイスです。
ステップ③:インターネットへのプライマリ接続として設定する場合は、[プライマリ WAN インターフェイス]をクリック
ステップ④:[OK]をクリック
ステップ⑤:[WAN ゾーンへの移動]をチェック
ステップ⑥:[はい]をクリック
ステップ⑦:[接続 & ルーティング]をクリック
ステップ⑧:[PPPoE を有効にする]をチェック
ステップ⑨:[はい]をクリック
ステップ⑩:[認証]をクリック
ステップ⑪:[詳細設定の表示]をクリック
ステップ⑫:[タイプ]をチェック
→認証タイプが不明な場合は、[PAP]と[CHAP]の両方をチェックしてください。
ステップ⑬:[ユーザ名]に PPPoE ユーザ名を入力
ステップ⑭:[パスワード]に PPPoE パスワードを入力
ステップ⑮:[パスワードの確認]に PPPoE パスワードを入力
ステップ⑯:[MTU サイズ]に MTU サイズを入力
ステップ⑰:[MSS サイズ]に MSS サイズを入力
→MTU サイズから 40を引いた値(たとえば MTU サイズが 1452 の場合は 1412)を入力します。シスコでは、GRE over IPsec を使用する場合などのパフォーマンスを考慮して、小さめに 1300 を推奨しています。
ステップ⑱:PPPoE 接続の認証時にプロバイダから DNS サーバ情報を取得する場合は、[IPCP DNS]をチェック
ステップ⑲:[OK]をクリック
ステップ⑳:[ダッシュボード]をクリック
ステップ㉑:設定した WAN インターフェイスに IP アドレスが割り当てられていることを確認