キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
1105
閲覧回数
0
いいね!
0
コメント
khada
Cisco Employee
Cisco Employee

はじめに

Webex にはいくつかのAPI/SDKが存在します。
試行するにはいくつか方法があり、Webex REST API/SDKのRoomsを開発者サイトで試行する方法 で紹介されているように、Cisco Webex for Developers 上で試すこともできますが、今回は Postman も使用して試行していきます。

試行するのは、以下の要素を含むbotアプリです。

  • メッセージを送信する

準備:

  • インターネット接続可能なパソコン
  • Webex アカウント(無償版でOKです)
  • Postman アカウント

 

Postman とは

API開発のために使用されるツールのことです。
APIの任意のエンドポイントにHTTPリクエストを送ったり、レスポンスを受信することができます。
自作APIの外部に対するテストや、HTTPリクエスト等が正常に完了しない原因探しなど、活用は多岐に渡ります。
お使いのPCにインストールすることも可能ですが、今回はブラウザ上でそのまま使用していきましょう。

 

開発者サイトからbotアプリ用のアカウントを作成する

まずDevelopersにLoginしましょう。
Webex Teamsのアカウントがない場合は、無償アカウントで問題ないので作成してください。

スクリーンショット 2023-09-14 132656.png










Loginが完了した後は、サイト上部の丸いユーザーアイコンをクリックし、メニュー欄から「My Webex Apps」を選択します。

 

スクリーンショット 2023-10-19 101446.png

 

 

 

 

青い「Create a New App」ボタンをクリックすると、作成できるAppの一覧が表示されます。
今回はbotを作るので、中央にある「Bot」を選択してください。

 

スクリーンショット 2023-10-19 101730.png

 

 

 

 

 

 

New Botと書かれた新規画面が表示されました。
必須項目に関しては、下記の表を参照してください。

 

スクリーンショット 2023-10-19 101910.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

項目名 説明
Bot name Webex に表示されるbotの名前です。
Bot username ユーザーがbotをスペースに追加するために使用するユーザー名です。後から変更することはできません。
Icon Webexに表示されるアイコンです。自作のものか、またはデフォルトから選択してください。
App Hub Description botの概要欄です。マーケットプレイに公開する場合、この概要欄も表示されます。

 

必須項目を埋めて作成します。
今回の試行では、例として以下のように入力しました。

スクリーンショット 2023-10-19 103155.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画面下部の青い「Add Bot」ボタンをクリックすると、アカウントが作成されました。
作成されたアカウントはpostmanで利用するので、「Copy Token」でアクセストークンを保存してください。
botのタイトルや説明文、アクセストークンは「My Webex Apps」からいつでも確認・変更ができます。
アクセストークンはとても重要なものです。第三者には絶対に漏らさないよう注意しましょう。

スクリーンショット 2023-10-19 103431.png

 

 

 

 

 

 

Postman でメッセージを送信する

botのアカウントが作成できたら、いよいよPostmanを使用してメッセージ送信を行います。
Postmanを開いてください。
Postmanはアカウント登録をすることで無償版から利用開始可能です。

登録後、マイページ画面が表示されます。
画面上部の左から2番目にある「Workspace」をクリックした後、「MyWorks」を選択してください。
APIの試行を行うための作業画面が表示されました。

スクリーンショット 2023-10-19 104648.png

 

 

 

 

 

 


画面上部にある「+」ボタンをクリックすると、HTTPリクエストを行うためのタブが表示されます。

スクリーンショット 2023-10-19 105150.png

 

 

 

 

 

 

今回はメッセージ送信を行うため、その下準備をしましょう。
以下の画面を参考に、Authorizationタブの設定を行ってください。

khada_0-1697680638565.png

 

 

 

 

 

項目名 内容
Type Bearer Tokenを選択
Token Botアカウント作成時に保存したアクセストークンを張り付ける(※)


この「Token」欄に関して。
Postmanの環境変数として安全に保存して使用する方法を説明します。

Authorizationタブの画面右上部にある「Environment quick look」をクリックします。
Add」から新しいEnvironmentを作成します。

khada_0-1699241857915.png

新規タブが表示されます。
以下の画像を参考に、各項目を埋めます。

khada_1-1699241984470.png

項目名 内容
New Environment Environment名です。今回は例として「My BotKey」
Variable 変数名です。今回は例として「ACCESS_TOKEN」
Type 種類。今回は例として「secret」
Initial value 初期値。ここにアクセストークンを設定します。

入力後は必ず「Save」してください。

Environmentのタブからリクエストのタブに戻ります。
Authorizationタブでの設定を完了させます。

khada_2-1699242524044.png

用意した変数名「ACCESS_TOKEN」は「{{}}」で必ず囲んで入力してください。
囲まない場合、設定が正しく反映されません。
これでアクセストークンの設定は完了となりますが、同じ要領でメールアドレスも設定してください。


設定後、リクエスト内容をGETからPOSTに変更し、URLとしてWebex for DeveloperにあるMessage から「Create a Message」のURL文字列「https://webexapis.com/v1/messages 」を張り付けます。
その後、「Body」タブに移動した後、下記の設定を行います。
画像を参考に作業を行ってください。

khada_3-1699242714072.png

JSONの中身は以下をコピーペーストしてご使用ください
その際、メールアドレス部分はEnvironmentで設定した変数を使用するようお願いします。

 

 

 

 

 

 

{
    "toPersonEmail":"{{Email}}",
    "text":"こんにちは"
}

 

 

 

 

 

 

最後に「send」ボタンをクリックし、レスポンス欄に「200 OK」の表記があれば成功です。

khada_1-1697682657979.png

 

Getting Started

検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう

シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします