HWIC-4ESWには幾つかの制限事項があります。
配下にPCを接続するなどWANに対するコネクションを複数の機器に対して提供するような
簡単な用途で使用する限りでは問題ないのですが、一部のプロトコルの機能は正しく動作しない
ものがあります。
既知の制限事項には以下のものがあります。
- STPのblockingポートで受信したBPDUのmac addressを学習してしまう
この問題はCSCsj36324として報告されており、特定のトポロジーではmacアドレスのフラッピングが発生します。
この問題はCSCec84324として報告されています。
HWIC-4ESWを用い、かつ、vlan-bridgeで複数の領域をbridgingしようとするとそれらが分断されてしまいます。
- DLSw+、及び、DLSw ethernet redundancyをサポートしない
この問題はCSCee87366として報告されています。
以下のドキュメントに回避策がまとめてあります(英文となります)。
Ethernet Switch Network Module Restrictions for DLSW /DLSW Ethernet Redundancy
HWIC-4ESW特有の問題があるのか見極める指針としては、ルータに始めから実装されているポート、
また可能であれば他のスイッチモジュールを使用して同じ試験をしてみると良いと思います。
不明な点がある場合はTACにお問い合わせ下さい。