1.はじめに
本ドキュメントは、FPR4100/9300シリーズ において FXOS の CLI と ASA/FTD (Logical Device) の CLI で show version コマンドを実行した際に、異なるFXOS version 情報が表示される問題についてご説明します。
なお、本ドキュメントでは ASA の出力を参考例として紹介しています。
*本ドキュメントは FPR4150-ASA: FXOS 2.2(2.101), ASA 9.8(3)29 を使い動作を確認しています。
2019年7月30日時点で確認された情報になります。
2.show version の出力例
FXOS と ASA の show version コマンドを実行しますと、下記出力例のようにそれぞれ異なるFXOS version の情報が出力されることがあります。
FXOS CLI :
FPR4150-A# show version
FPRM:
Running-Vers: 4.2(2.125)
Package-Vers: 2.2(2.101) <<<<<<<<<<<<<<
Activate-Status: Ready
ASA CLI :
asa# show version
Cisco Adaptive Security Appliance Software Version 9.8(3)29
Firepower Extensible Operating System Version 2.2(2.121) <<<<<<<<<<<<
Device Manager Version 7.8(2)
<snip>
*OSの構造については下記ドキュメントを参照下さい。
FXOS: FTD: OSの構造とコマンドプロンプトの移動方法
3.原因
この問題は、ASA/FTD の show version で表示されるのOS名が適切ではない表面上の問題 として報告されています。(現在、詳細な情報は公開されていません)
下記のようなOS名の表示では混乱を招くため、今後のASA/FTD software version では出力されるOS名の変更が検討されており将来的には変更となる可能性がありますが、 具体的な時期などは未定となります。
Firepower Extensible Operating System Version 2.2(2.121)
4.確認方法
FXOSのGUI または CLI で確認した情報を正しいFXOS情報としてご確認下さい。
*ASA/FTDで表示されるFXOS の version はFPR4100/9300 上で操作しているFXOS とは異なるため、別の情報とお考え下さい。
なお、FXOS と ASA/FTD の互換性については、Compatibility guides の内容に則ってご利用いただければ問題ございません。
Cisco Firepower Compatibility Guide