SDA ソリューションにおける Underlay を構築する際に、以下の注意が必要となります。
SDA Fabric 内ではLISP のプロトコルを利用しVXLAN のカプセル化を実施します。
カプセル化、非カプセル化を実施するノード( ITR/ETR )は、互いの RLOC までの IP Reachability をもつように、Underlay を構築いただく必要があります。
※SDA ソリューションでは、Loopback 0 が RLOC となります。
ITR が ETR (RLOC ) 宛の経路として、デフォルトルートに従う状況であれば、以下の設定に従い、上述のカプセル化を実施した転送は行われません。
router lisp
locator-table default
-- 略 --
ipv4 locator reachability exclude-default
ipv4 source-locator Loopback0
exit-router-lisp
※ 上記の LISP 設定は DNA Center より設定されます。これらのコマンドのマニュアル操作による 削除、変更はサポートされません。
そのため、ITR に対して デフォルトルートのみを広報するような設計とならないよう、御注意願います。
デフォルトルートがETR (RLOC ) 宛の経路となる場合、以下のように map cache エントリとしましては、route-reject となります。
Fabric Edge#show lisp instance-id 4101 ipv4 map-cache
Load for five secs: 1%/0%; one minute: 2%; five minutes: 1%
Time source is NTP, XX:XX:XX.XXX JST Thu XXX X 20XX
LISP IPv4 Mapping Cache for EID-table vrf TEST VRF (IID 4101), 10 entries
-- 略 --
10.1.1.1/32, uptime: xx:xx:xx, expires: xx:xx:xx, via map-reply, complete
Locator Uptime State Pri/Wgt Encap-IID
10.0.0.1 xx:xx:xx route-rejec 10/10 -
10.0.0.2 xx:xx:xx route-rejec 10/10 -