2023-03-30 11:31 PM 2023-04-01 09:22 AM 更新
WLC にCatalyst 9800-L、無線APにCatalyst 9120を用いた無線LAN環境を構築し、それをDNA Centerで管理・監視しています。
WLCの設定はDNA Centerで設定したワイヤレスプロファイルをプッシュしたのではなく、WLCのGUI/CLIで設定を行った上でDNA Centerで無線LAN環境の監視をしている状況です。
最近AI-Enhanced RRMという機能がリリースされたようです。DNACのバージョンは 2.3.3.4、WLCのバージョンは17.9.3なので使用要件を満たしているので使ってみたいと思ったのですが、当該機能はどのように設定したら良いのかが分からずに困っています。また、無線LANは本番環境で運用中であり、既に設定済みのSSIDなどの各設定に悪影響をを及ぼさないかを心配しています。Google検索でヒットした下記サイトは読んでみましたが、どれが自身の環境に必要な設定であるかがよく分かりませんでした。
また、ワイヤレスプロファイルを割り当てた建物(WLC/AP)でないとWLCのプロビジョニングが出来ませんでした。
AI-Enhanced RRM機能のみを既存環境に追加して有効化するためにはどのような設定をしたら良いか、有識者・経験者の皆様の知見を拝借できると幸いです。
2023-09-11 02:37 PM
いつもお世話になっております。
ご確認いただいたガイドのすべての内容が必要とされます。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/wireless/catalyst-9800-series-wireless-controllers/ai-enhanced-rrm-dg.html
既存の WLCを使用して、Cisco DNA Center でワイヤレス ネットワーク プロファイルを作成するには、「Part 4: Learn an existing deployment」をご参照ください。
その後、「Part 5: Create an AI RF profile」の手順で AI RF profile を作成した上、「Part 6: Provision the wireless controller and access points」の手順でプロビジョニングを行います。
以上、よろしくお願いします。
2023-09-12 10:24 AM
ご回答ありがとうございます。
いただいた内容について承知しました。
追加で1点確認なのですが、記載の手順に従い、 AI-Enhanced RRMを動作させた場合は、以後はWLC(Cat9800)のGUI/CLIからの設定変更は不可能になってしまうのでしょうか。もしお分かりであればご教授いただけますと幸いです。
2025-02-11 01:36 AM
私も気になったのでv2.3.7.7にて「Without Device Provisioning」を試してみましたが、
工場出荷状態で存在する「default-rf-tag」の下記項目にAI RF Profileが紐づくようでした。
* 6 GHz Band RF Profile
* 5 GHz Band RF Profile
* 2.4 GHz Band RF Profile
「default-rf-tag」は無線APに対してデフォルトで割り当たるRF Tagのため、個別チューニングをしていなければ、
結果的に全ての無線APがAI-Enhanced RRMの管理下に置かれるロジックのように見受けられました。
そのため、(Catalyst Centerではなく)「Catalyst 9800のWLC側による管理」には影響を及ぼさない仕組みになっているようです。
試しにAI RF Profileを「AIRFProf_WithoutProvisioning」(例示名)の名称で作成した際に
Catalyst Centerから投入されたコンフィグは下記になります。AI RF Profileは特にチューニングはしてません。
【コンフィグの例】
wireless profile multi-bssid AIRFProf_WithoutProvisioning
description AIRFProf_WithoutProvisioning
wireless tag rf default-rf-tag
24ghz-rf-policy AIRFProf_WithoutProvisioning_b
5ghz-rf-policy AIRFProf_WithoutProvisioning_a
6ghz-rf-policy AIRFProf_WithoutProvisioning_6
ap dot11 24ghz rf-profile AIRFProf_WithoutProvisioning_b
description AIRFProf_WithoutProvisioning_b_Desc
rate RATE_11M disable
rate RATE_12M supported
rate RATE_1M disable
rate RATE_24M supported
rate RATE_2M disable
rate RATE_5_5M disable
rate RATE_6M mandatory
no shutdown
ap dot11 6ghz rf-profile AIRFProf_WithoutProvisioning_6
channel psc
description AIRFProf_WithoutProvisioning_6_Desc
dot11ax multi-bssid-profile AIRFProf_WithoutProvisioning
rate RATE_12M supported
rate RATE_24M supported
rate RATE_6M mandatory
tx-power v1 threshold -67
no shutdown
ap dot11 5ghz rf-profile AIRFProf_WithoutProvisioning_a
description AIRFProf_WithoutProvisioning_a_Desc
rate RATE_12M supported
rate RATE_24M supported
rate RATE_6M mandatory
no shutdown
とりあえず検証環境で試しただけの情報となり、長期的な運用観点までは洗い出させていませんが、
AI-Enhanced RRMを検討されている方だと本トピックまで辿り着きそうであったので取り急ぎの共有まで。
2025-02-12 12:25 PM
MyHomeNWLab様
丁寧なご投稿、誠にありがとうございます。また、検証までしていただき、重ねてお礼申し上げます。
その後、当方でも文献を読んだり調査したりしまして、その結果AI-Enhanced RRM機能を用いるにはCatalyst(DNA) Centerで無線LANに関する設定を行い、それを装置に適用(プロビジョニング)して動作させる環境(=グリーンフィールドと言うらしい・・・)が必要である事が分かりました。※Catalyst 9800の方で設定した環境はブラウンフィールドというらしいです。
当方のCatalyst 9800はあれこれとチューニングしてあり、それら全てをCatalyst Centerの設定に吸い上げて装置に再度適用するという行為は、装置が既に運用稼働状況である事から支障を来す可能性がある事を考えるとなかなかに難しく、AI-Enhanced RRM機能の使用を断念しました。
しかしながら、新設拠点にWLC・APを配置するプロジェクトがありましたので、そこにおいてはCatalyst Centerでプロファイルを作成してプロビジョニングを行うと同時にAI-Enhanced RRM機能も有効化して導入しました。そこではAI-Enhanced RRM機能は動作している事を確認出来ています。
AI-Enhanced RRM機能がどこまで役に立っているのかは、正直感じ取るのは難しいですが、ノウハウの習得にはなったと思っております。
2025-02-13 12:05 AM
ご丁寧にフィードバック頂きありがとうございます。
ドキュメントなどでグリーン/ブラウン フィールドの用語をたまに見かけて気になったのですが、
今回のような管理主体 (Provisioningのあり/なし)の話に関係してくるんですね。
Cisco Live資料を見てると下記のような用語で出てきたので、調べるときのワードが増えて私としても助かりました。
* Brownfield Device Onboarding
* Greenfield Device Onboarding
Discovering and Managing Brownfield Deployment with Cisco Catalyst Center (formerly Cisco DNA Center)
https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/global-event/docs/2024/pdf/BRKOPS-1461.pdf
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