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ルーティングの内部挙動とACLについて

shadowjapan
Level 1
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はじめまして

LAN_PC---ルータ(またはL3)---WAN_サーバー

という構成で、ルータのWAN側IFにすべてを拒否する制御ACLをin/out両方かけても、

LAN_PCからルータのWAN_サーバー側のIFにpingをしたところ、応答が帰ってきました。

ルータをL3にして、SVIを作成し同じようにACLをかけても、同じ挙動でした。

inのACLでdenyされると思ったのですが、ルータ自身内でもっているIPへの通信はACLにかからないのでしょうか。

 

3件の返信3

こんばんは。

ルータ・L3ともにですが、インターフェースの入力(in)方向で適用したACLは、そのインターフェースへの着信パケットに対して評価されます。
ご記載の内容ではLAN側インターフェースにはACLが適用されていませんので、LAN側インターフェースに着信したパケットに対してWAN側インターフェースに適用した入力方向のACLは評価されません。

LAN_PCからルータのWAN_サーバー側のインターフェースへのpingは応答がありますが、WAN_サーバへのPingは出力方向(out)ACLで破棄されると思います。


なお、より正確な確認・回答には下記情報が必要になります。
・LAN_PCとWAN_サーバのIPアドレス/サブネットマスク/GW
・ルータのLAN側とWAN側I/FのIPアドレス/サブネットマスク
・ルータのコンフィグ(show running-config)
・pingの実行結果のスクリーンショット

ありがとうございます

休日に入ったため、現時点で分かる構成です。

LAN_PCとWAN_サーバのIPアドレス/サブネットマスク/GW
LAN_PC---192.168.100.10/24 GW---192.168.100.254
WAN_サーバ---192.168.101.2/24 GW---192.168.101.254

Ping結果はWAN側
LAN_PCから192.168.101.254---応答あり
LAN_PCから192.168.101.2---応答なし
です。

 


ルータ構成の一部
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.100.254 255.255.255.0

no shutdown
interface GigabitEthernet0/1
ip address 192.168.101.254 255.255.255.0
ip access-group IN_ACL in
ip access-group OUT_ACL out
no shutdown


ip access-list extended IN_ACL
deny ip any any log
ip access-list extended OUT_ACL
deny ip any any log


L3構成の一部
interface Vlan100
ip address 192.168.100.254 255.255.255.0
no shutdown

interface Vlan101
ip address 192.168.101.254 255.255.255.0
ip access-group IN_ACL in
ip access-group OUT_ACL out
no shutdown

interface GigabitEthernet0/0
switchport mode access
switchport access vlan 100
no shutdown


interface GigabitEthernet0/1
switchport mode access
switchport access vlan 101
no shutdown

ip access-list extended IN_ACL
deny ip any any log
ip access-list extended OUT_ACL
deny ip any any log

 

LAN_PCからWAN_サーバが通信できないのは、ACLで拒否していると理解できます。
LAN_PCから192.168.101.254への通信が可能なのが、特にSVIの場合不思議でした。
パケット処理の順序としてLAN側インターフェースに着信→WAN側インターフェースまたはSVIに着信して応答を返していると思っていました。

SVIでも、関連付けた物理インターフェースに着信した場合のみにin方向のACLが評価されるのでしょうか。

こんにちは。
各種情報の提供ありがとうございます。

内容を見る限り、装置処理/Ping結果は期待動作だと思います。

192.168.101.254(WAN側I/F)へのPingは、LAN側I/Fに着信した後にルーティング処理されて自装置保有IPへ到達になりますので内部処理に相当します。
ACLが評価されるのは外部側からACLを適用したI/Fにパケットが着信した時になります。

下記サイトも参考になると思いますのでご覧下さい。

https://www.infraexpert.com/study/nat7.htm
https://infrastructure-engineer.com/tcpip-basic-0004/

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