構成としましては、以下のようなものを想定しており、
catalyst 3750などを利用した環境でのフローティングスタティックによる経路切り替えをするようなことを想定しています。
<構成>
●_____2_____●
■--< >--□
◎_____1_____◎
センター側 宅内側
●:ルータ(副系 インターネットIPN:2)
◎:ルータ(正系 IP-VPN:1)
■:センター側 L2/L3SW
□:宅内側 L2/L3SW
<問い合わせ内容>
上記環境で、1,2の回線は、センター側、宅内側それぞれでHSRPの冗長化をすることを想定しています。
通常は、正系の回線を利用し、BGP によるルーティングプロトコルにて経路制御をおこなう環境とし、
そのバックアップとして、フローティングスタティック環境で副系を運用することを想定しています。
つまり、正系がダウン状態となった場合に、副系で設定しているフローティングスタティック
ルートが有効となり、バックアップ側での通信が可能となる環境にすることを目的にしています。
正系の通信回復時も自動で元に戻るようにしたいです。
しかし、正系にて、IP-VPN の回線区間などで断が発生した場合、宅内のL2SW/L3SWは
断状態になっていることを検知できないため、ずっと正系で通信をおこなうような状況に
なってしまうと推定しております。
このような場合、副系側に切り替わりを発生させるための方法としてどのような設定方法が
ございますでしょうか。
たとえば、L2SW/L3SW の設定により、その先にいるルータの状態(WANポートなど)を
PINGやルーティングテーブルなどを確認し、正系で断が発生したことを契機に副系へ切り
替えるという設定は可能でしょうか。cisco catalyst 3750 では、拡張オブジェクトトラッキング
の設定などにより、IP ルーティングステートのトラッキングなどができる旨、catalyst 3750
スイッチソフトウェアコンフィグレーションガイド 44-1 以降に記載があります。たとえばBGPやOSPFでこれを
用いてトラッキングを設定し、断が発生/回復したことを検知し、状況に応じた経路の切り替え
などを行うことは可能でしょうか。
可能であれば具体的な設定例等も提供いただければと存じます。
以上、よろしくお願いいたします。