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mnagao
Cisco Employee
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工場出荷状態の WLC の初期設定にはウェブ・ブラウザを用いた WLAN Express Setup (GUI) と CLI セットアップ・ウィザードの 2種類があります。

日常的に CLI 操作を行われている場合を除き、GUI での初期設定をお勧めします。

 

 

 

 

 

GUI での初期設定 (WLAN Express Setup)

 

工場出荷状態の WLCの初期設定は以下のドキュメントを参照してください。

ワイヤレス 簡単コントローラ初期設定ガイド -WLAN Express Setup-

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=WdFGfpZRrxk


<初期設定での注意点>

  • CountryJapan 4(Q) (J4) を選択します。この設定を間違えた場合は AP が WLC へ Join できません。(初期設定後の変更方法: WLC カントリー・コードの変更 )
  • 管理用 VLAN (Management VLAN) の VLAN ID を正しく設定しなかった場合、初期設定後に WLCへのアクセスが出来なくなり、シリアルコンソールからの設定修正が必要になります。(初期設定後の変更方法: 管理インターフェイスの VLAN ID変更 )
  WLC - スイッチ間トランク接続  管理 VLAN  Management VLAN ID
  なし  N/A  0 を入力
  あり   Native VLAN  0 を入力
  VLANタグあり  使用する VLAN ID を入力

 

 

  • マルチキャスト IPアドレスの設定 (WLC 2504の場合に推奨)

WLC 2504 の場合、Broadcast/Multicast Forwarding機能を使用しない場合でも、 Multicast CAPWAPパケットの宛先 IPアドレスとして使用するマルチキャスト IPアドレスを設定する必要があります。

この設定が無い場合、バックアップした設定ファイルのリストアが失敗します。

2016年 4月(最新バージョン 8.2.100.0)時点では WLAN Express Setupでのマルチキャスト IPアドレス設定は行われませんので、以下の手順での設定追加をお勧めします。


1. WLCへのログイン後、Advanced をクリックします。




2. CONTROLLER > General ページで Broadcast/Multicast Forwarding用のマルチキャストIPを記入し、Apply および Save Configurationをクリックします。一般的には 239.0.0.x および 239.128.0.x 以外の 239.x.x.x の内、ネットワーク内でまだ使用されていないものを設定します。




この設定追加を行なうと、COMMAND > Upload File ページからバックアップした設定ファイルを COMMAND > Download File ページよりダウンロードしてリストアできるようになります。




 

CLIでの初期設定

 

CLI セットアップ・ウィザードで設定される項目は WLAN Express Setup とは一部異なります。

WLAN の認証方式などはウィザードの完了後に別途設定する必要があります。

 

CLI セットアップ・ウィザードでのポイント

  • コンソールのつなぎ方 を参照して WLCへシリアル・コンソールを接続し、WLC の電源を入れます。
  • セットアップ・ウィザードで前のメニューに戻る場合は "-" (マイナス) を入力します。
  • [Management Interface VLAN Identifier]  管理インターフェイスの VLAN ID を間違えると、初期設定完了後も WLC への GUI/CLIアクセスができません。修正は 管理インターフェイスの VLAN ID変更 を参照してください。
  • [Enable Link Aggregation (LAG)]  WLC とスイッチの接続で LAG を使用する場合は  に対して yes を入力します。LAGが有効な場合、Management Interface Port Num 設定はありません。
  • [Management Interface DHCP Server IP Address]  management インターフェイスに関連付けられた WLAN に接続する無線クライアントの DHCP IP 取得時に使用される DHCP サーバの IP アドレスです (DHCP Proxy モード有効時)。セットアップ・ウィザードでは、DHCP Proxy無効で運用する場合でも設定する必要があります。
  • [Virtual Gateway IP Address] モビリティや Web認証、DHCP Proxy等で内部的に使用される仮想インターフェイスの IPアドレスです。ネットワーク内で未使用のネットワークから IPを選びます。伝統的には 1.1.1.x 等、到達性の無い IPアドレスを指定していましたが、192.0.2.1 等、RFC5735 に規定されている TEST-NET-1 (192.0.2.0/24), TEST-NET-2 (198.51.100.0/24), TEST-NET-3 (203.0.113.0/24) からのアドレスをお勧めします。
  • [Multicast IP Address]  (WLC 2504のみ)  Broadcast/Multicast Forwarding機能はデフォルトで無効ですが WLC 2504のセットアップ・ウィザードでは マルチキャスト CAPWAPパケットの宛先 IPとして使用するマルチキャスト IP アドレスを設定する必要があります。一般的には 239.0.0.x および 239.128.0.x 以外の 239.x.x.x の内、ネットワーク内でまだ使用されていないものを設定します。
  • [Mobility/RF Group Name]  複数台の WLC でモビリティ・グループを構成する場合、同一の名前を設定します。セットアップ・ウィザードではモビリティ・グループを構成しない場合でも設定が必要です。
  • [Network Name (SSID)] セットアップ・ウィザードで設定する WLAN の Layer 2 セキュリティ 802.1X/EAP認証 となります。初期設定後に変更可能です。
  • [Configure DHCP Bridging Mode]  無線クライアントの DHCP IP 取得時に WLC を DHCP Proxy として機能させず、DHCP パケットをブリッジさせる場合は yes とします。デフォルトは no (DHCP Proxy機能有効) です。この設定はグローバル設定で、DHCP Proxyの有効・無効は別途インターフェイス毎に上書き設定することが可能です。
  • [Allow Static IP Addresses]  DHCPサーバでの履歴管理等を行い、静的 IPアドレスを持つ無線クライアントの接続を拒否する場合は yes とします。
  • [Configure a RADIUS Server now?]  802.1X/EAP認証を使用する場合は yes とします。初期設定後に別途設定を行えます。
  • [Enter Country Code list]  日本国内に AP を設置する場合は J4 を入力します。誤った値を入力すると、初期設定後に AP が WLC に Join できません。修正方法は WLC カントリー・コードの変更 を参照してください。
  • WLC の時刻同期には NTP ではなく SNTP が使用されます。(サーバは NTPおよび SNTP サーバを指定可能)

 

 

 

 

 

WLCNG Boot Loader Version 1.0.20 (Built on Jan 14 2014 at 11:40:45 by cisco)
Board Revision 0.0 (SN: RFDSZAP4003, Type: AIR-CT2504-K9) (P)

Verifying boot loader integrity... OK.

<各種起動メッセージ>

Enabling Controller Provisioning
Configuring management interface
Starting Internal DHCP server
dhcp pool 192.168.1.3(0xc0a80103) - 192.168.1.14(0xc0a8010e), network 192.168.1.0(0xc0a80100) netmask 255.255.255.240(0xfffffff0), default gateway 192.168.1.1

Enabling mgmt via wireless
Enabling Provisioning SSID
SSID: CiscoAirProvision, Admin Status: 1, Interface Name: management, 802.11 Auth: WPA2-PSK, Wi-Fi Protected Access : Enabled

(Cisco Controller)


Welcome to the Cisco Wizard Configuration Tool
Use the '-' character to backup


Would you like to terminate autoinstall? [yes]: yes   <-- autoinstall 機能の無効化

System Name [Cisco_a5:a0:85] (31 characters max): CT2504   <-- WLCのホスト名
Enter Administrative User Name (24 characters max): admin  <-- 管理ユーザの名前
Enter Administrative Password (3 to 24 characters): ********  <-- 管理ユーザのパスワード
Re-enter Administrative Password : ********   <-- パスワードの確認

Enable Link Aggregation (LAG) [yes][NO]: no  <-- LAG 使用の有無

Management Interface IP Address: 172.17.122.41  <-- 管理インターフェイスの IPアドレス
Management Interface Netmask: 255.255.255.0     <-- 管理インターフェイスのサブネットマスク
Management Interface Default Router: 172.17.122.254  <-- 管理インターフェイスのデフォルト・ゲートウェイ
Management Interface VLAN Identifier (0 = untagged): 0  <-- 管理インターフェイスの VLANタグ (0=タグ無し)
Management Interface Port Num [1 to 4]: 1  <-- 管理インターフェイスを紐付ける物理ポート
Management Interface DHCP Server IP Address: 172.17.122.1  <-- 管理インターフェイスに関連付けられた無線クライアント用の DHCPサーバ IPアドレス (DHCP Proxyモード有効時に使用)

Virtual Gateway IP Address: 192.0.2.1   <-- virtual インターフェイスの IPアドレス (Web認証や Mobilityで使用)

Multicast IP Address: 239.1.1.1  <-- Broadcast/Multicast Forwarding で使用されるマルチキャスト IP アドレス

Mobility/RF Group Name: wlc-mobility <-- モビリティ・グループ名

Network Name (SSID): Employee-SSID  <-- WLAN 1 の SSID 名 (802.1X/EAP認証方式として初期設定される)

Configure DHCP Bridging Mode [yes][NO]: no  <-- DHCP Proxyモードをグローバルで無効化するかどうか

Allow Static IP Addresses [YES][no]: yes  <-- 静的 IP を持つ無線クライアントの接続を許可するかどうか

Configure a RADIUS Server now? [YES][no]: no  <-- 802.1X/EAP認証で使用する RADIUSサーバの設定
Warning! The default WLAN security policy requires a RADIUS server.
Please see documentation for more details.

Enter Country Code list (enter 'help' for a list of countries) [US]: J4  <-- カントリー・コード

Enable 802.11b Network [YES][no]: yes  <-- 2.4GHz帯の有効化
Enable 802.11a Network [YES][no]: yes  <-- 5GHz帯の有効化
Enable 802.11g Network [YES][no]: yes  <-- 2.4GHz での 802.11g 使用
Enable Auto-RF [YES][no]: yes          <-- RRM (チャネル自動設定など) の使用

Configure a NTP server now? [YES][no]: yes  <-- NTPサーバ (時刻同期) 設定
Enter the NTP server's IP address: 172.17.122.254 <-- NTPサーバの IP アドレス
Enter a polling interval between 3600 and 604800 secs: 3600 <-- SNTP 同期間隔

Would you like to configure IPv6 parameters[YES][no]: no <-- IPv6設定(このドキュメントでは使用を想定しません。)

Configuration correct? If yes, system will save it and reset. [yes][NO]: yes  <-- 設定を保存して再起動
Cleaning up DHCP Server
Cleaning up Provisioning SSID

Configuration saved!
Resetting system with new configuration...
Creating license client restartability thread

Updating license storage ... Done.
Cannot Cancel the WDT. Not petting the WDT.

Exit Called
Switchdrvr exited!
Restarting system.


WLCNG Boot Loader Version 1.0.20 (Built on Jan 14 2014 at 11:40:45 by cisco)
Board Revision 0.0 (SN: RFDSZAP4003, Type: AIR-CT2504-K9) (P)

Verifying boot loader integrity...

<各種起動メッセージ>

Enter User Name (or 'Recover-Config' this one-time only to reset configuration to factory defaults)

User: admin         <-- セットアップ・ウィザードで設定した管理ユーザでログイン
Password:********
(Cisco Controller) >
(Cisco Controller) >
(Cisco Controller) >

 

 

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