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Taisuke Nakamura
Cisco Employee
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はじめに

本ドキュメントでは、Firepower Systemの URLフィルタリングの動作概要、及び、設定と動作確認手順について紹介します。 本ドキュメントでは、FMCv 7.6.0 , FTDv 7.6.0 で動作を確認しています。

    
   
   

処理フロー概要

URLフィルタリング対象の通信は、まず(1) ローカルのメモリキャッシュ上のURLデータベータでの照会と解決を試みます。 解決ができなかった場合、(2) FMCでのローカル確認と、必要に応じてCisco Collective Security Intelligence(CSI) Cloudへの照会を行います。 デフォルトで、Cisco CSIへの照会は無効です。

   
   
  

設定手順

1. ライセンス適用状況の確認

Devices > Device Managementの 対象デバイスの Deviceタブより、URLフィルタリングのライセンスが有効である事を確認

Screenshot 2025-01-20 at 14.56.49.png


     

2. URLフィルタリング機能や自動アップデートなどの有効化

FMCの System > Integrationより、Cloud Services タブを開き、URL Filteringの以下2つのチェックを確認した後、Saveをクリック

Screenshot 2025-01-20 at 15.00.42.png


    

 設定  説明
 Enable URL Filtering  URLフィルタリング機能の有効化。URLフィルタリング ライセンスを有効時、デフォルト有効
 Enable Automatic Updates  URLデータの自動アップデートの有効化。URLフィルタリング ライセンスを有効時、デフォルト有効。通常1日に1回アップデートされる(※1)

 

※1: 新規でURLフィルタリングを有効時、URLデータベースのダウンロードや ローカルへの展開に時間がかかる。 利用環境の帯域などに左右されるが、おおよそ30分~40分程度が目安

 

サービスを利用時、FMCから以下へのインターネットアクセスが可能である環境にすること。 TCP443を利用し、database.brightcloud.comより URLデータベースをローカルにダウンロードする。 不明URLがあった場合、TCP80を利用し、service.brightcloud.comに照会する

https://database.brightcloud.com
http://service.brightcloud.com

   
     

3. Access Control Policy(ACP)の設定

Policies > Access Control の Rulesタブより、対象デバイスを選択し、URLフィルタリングルールを設定。 以下は、Shoppingサイトのブロック、及び、Internet Portalの明示的な許可の設定例

[ACP設定例]

Screenshot 2025-01-20 at 14.35.24.png

      
    

[Shoppingサイト Block ルール設定例]

Screenshot 2025-01-20 at 14.53.21.png

   

指定URLのフィルタリング設定方法については、以下URLを参照

[URL filtering の設定例]
https://supportforums.cisco.com/ja/document/12473886

   
    

4. Block Response Pageの設定 (option)

ブロック時に特定サイトの表示が可能。 設定を行う場合は、Policies > Access Control の HTTP Responsesタブを開き、Block Reponse Pageより System-providedを選択した後、設定の保存(画面右上のSave)と、デバイスに適用(Deploy)

Screenshot 2025-01-20 at 15.04.22.png

   
      
    
   

動作確認

1. クライアント側の確認

以下は、クライアントよりShoppingサイト(http://www.amazon.co.jp)にアクセスし、ブロック時のWebブラウザ表示

[Block Response Page 設定時]

YasutakaYokouchi_1-1737514487135.png

 

 

       
[Block Response Page 設定時]

Screenshot 2025-01-20 at 15.06.05.png

     

以下は クライアントより Internet Portalサイト(http://www.yahoo.co.jp)にアクセス時の、Webブラウザ表示

   
   

2. FMCのログ確認

Analysis > Connections > Events より、各コネクションのカテゴリと処理結果(Action)などを確認できる

各送信元IP別の接続先URLを確認したい場合、コネクション一覧より、Initiator IPをクリックすると、以下のような詳細画面に移動できる

 

YasutakaYokouchi_4-1737514729599.png

 

  

表上部の × をクリックすると、表示するコラムを選択できる。 All Columnsのチェックを2回押し 全てのチェックを外してから、表示したいColumnを選択

以下例の場合、Actionと、First Packet(時間)、Initiator IP(送信元)、Responder IP(宛先)、URL、URL Category、URL Reputationをチェックした後、ポップアップ最下部の Applyをクリック

Screenshot 2025-01-22 at 12.06.30.png

以下のように整形され、指定IPのアクセスしたURL情報やActionを確認可能

Screenshot 2025-01-22 at 12.09.58.png

 

 

   

よくある質問

特定URLのカテゴリの確認方法を教えてください 

以下サイトよりカテゴリの確認が可能です。 例えば以下は、www.cisco.com のカテゴリ確認結果例となり、カテゴリは「Computers and Internet」であることがわかります。

https://talosintelligence.com/reputation_center/lookup?search=www.cisco.com

Screenshot 2025-01-20 at 15.36.35.png

 

  

特定URLのカテゴリの変更を依頼したい場合の方法を教えてください 

以下サイトより申請が可能です。

https://talosintelligence.com/reputation_center/support

   
   
   

参考情報

 

  

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