はじめに
本記事は、最新バージョンの NED にはない機能をリクエストする際に必要なログの取得手順について紹介します。
最新バージョンの確認
機能リクエストを作成する前に、最新バージョンにてその機能やコンフィグが対応済みではないことを確認します。現在最新のバージョンを使用していない場合は、ダウンロードし CHANGES や README を参照し、テストを実施しご確認ください。
NED Trace の準備
最初に NED Trace が有効になっているか確認します。
すべての管理デバイスで NED Trace が有効になっている
admin@ncs# show running-config devices global-settings trace
devices global-settings trace raw
特定のデバイスで NED Trace が有効になっている
admin@ncs# show running-config devices device ios0 trace
devices device ios0
trace raw
NED Trace が有効になっていない場合、有効化します。raw 形式を選択してください。
全デバイスに対しトレースを有効にする
admin@ncs(config)# devices global-settings trace raw
admin@ncs(config)# commit
デバイスから NSO にコンフィグを読み込む
最新 NED では現在対応していない config を、直接デバイスに設定します。その際、対象 Config の dependency 等、その他必要な Config も含め一緒に設定しておいてください。
1. 直接デバイスに対象の Config を設定
2. NSO から sync-from を実行する
admin@ncs(config)# devices device <devname> sync-from
3. 生成された NED Trace をアップロードする
4. 対象の Config を CLI 形式で記載する
5. NSO バージョン、NED バージョンを記載する
* NED は、現行のモデルで対応していないコンフィグは skip します。(NSOに読み込まれない)その情報が上記の方法にて取得できますので、NED Trace は必ず取得、アップロード頂けますようお願いいたします。
参考情報
cisco-ios README "14. Reporting Feature Request or Problem (technical info only)"