はじめに
本ドキュメントでは、Cisco Digital Network Architecture Center (DNA Center) のマップ上でヒートマップが表示されない場合の一般的なチェックポイントについてまとめます。
なお Wireless LAN Controller (WLC) や Access Point (AP) は DNA Center によって既に Discovery され、Site assign や Provision が完了して Wireless Assurance 情報が取得できていることを前提としています。
チェックポイント
- ブラウザの確認
・利用中のバージョンの Release note の Compatible Browsers セクションに記載のブラウザ要件を満たしていることを確認します。
・ブラウザのキャッシュをクリアするか、プライベートブラウジングモードに変更することで改善が見られるか確認します。 - 発生状況の確認
・マップツールバーから 2D/3D View や Radio band を切り替えて発生状況を確認します。
・マップの Update と Recompute を実行して改善が見られるか確認します。 - AP 情報の確認
3-1.
マップ上で AP にマウスオーバーすると AP 情報が表示されます。
Info をクリックして Radio の Op.Status (Operational status) が up しているか確認します。
Operational status が down していたりステータスが表示されない場合には、AP 360 の Detail Information から Operational Status を確認します。
3-2.
マップ上で AP をクリックすると AP 情報が表示されます。
Radio Interface Summary から Antenna Name 設定が正しいか確認します。
画像は C9130AXI-Q の出力例になりますが、Antenna Name 設定は AP モデルや搭載アンテナにより異なります。
同一 AP モデルでヒートマップの表示に差が出ているような場合には、ヒートマップが表示される AP と同じ Antenna Name 設定になっているか確認します。
Antenna Name の設定が正しくない場合には、マップツールバーの Add/Edit から設定を修正します。
設定方法の詳細は User Guide をご参照ください。
Service Request をオープンする際の取得ログ
- マップ全体のスクリーンショット(マップツールバーの View Options から AP の Display label を Name に設定してください)
- 上記チェックポイント1 の確認結果
- 上記チェックポイント2 の確認結果
- 上記チェックポイント3 のスクリーンショット
- ブラウザの開発者ツールを起動した状態で Network Hierarchy からフロアマップにアクセスしてトレースログを取得し、HAR 形式で保存します。
取得方法の詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - 開発者ツールの履歴をクリアしたうえで Console から mapts.assurance.getAssuranceAps() を実行し、Network に表示されたレスポンスを HAR 形式で保存します。
- DNA Center 調査用ログ
DNAC: DNA Center 調査用ログ取得手順（Restricted Shell 未導入版）
DNAC: DNA Center 調査用ログ取得手順（Restricted Shell 導入版, 2.3.3 以降）
参考情報
DNAC: DNA Center Web 管理画面表示上の不具合について
