前提条件:
検証は、以下の環境で実施しています。
APIC 6.0(2) ESXi: 7.0 Update3、VCenter Sever: 7.0.3
注意事項:仮想APICをLeaf SWに接続する際に、LLDPをつかってディスカバリが行われます。
IntelX710等は、デフォルトでNICでLLDPを終端してしまうので、vAPICにLLDPが到達しません。
NIC上でLLDPの無効化の設定を行ってください。
手順1:OVAファイルの展開
名前とフォルダの選択→コンピューティングリソースの選択→詳細の確認→ストレージの選択
→ネットワークの選択→テンプレートのカスタマイズ→設定の確認→完了
OOB NetworkとInfra Networkにそれぞれ適切なネットワークを選択します。
テンプレートのカスタマイズでは、APICのadmin passwordと、OOBのIPアドレスを設定します。
起動すると、以下のようにOOBのIPにログインして、bootstrapの設定を完了してくださいと表示されます。
手順2:GUIによるBootstrapの設定
https://<設定したOOB IP> にブラウザでアクセスをすると以下の画面が表示されます。
Passwordは先程設定したadmin passwordとなります。
・コネクションタイプの選択
今回は、Directry attached to leaf switchesを選択しNextボタンをクリックし
クラスターの設定に移動
必要な項目を入力して、Nextをクリックし、コントローラーの設定に移動
L2接続の場合、ここでは、Controller Nameを設定しNextをクリック
設定内容に問題がなければ、Deployをクリック
しばらくするとAPICのログイン画面に遷移します。
手順3:
APICにログインすると初期セットアップ画面が表示されます。
Fabric → Inventory → Fabric Membership → Node Pending Registrationと選択し、
vAPICに接続しているLeaf Swtichが見えてきていることを確認し、登録を行います。
順次、SPINE等の登録を行うことで、Fabricの構築は完了です。
Leaf Switchが表示されない場合、Leaf Switch側でLLDPの情報を確認してみてください。
Leaf Switch側でLLDPの情報が検出できない場合、ESXiや、NICの設定等を確認が必要です。
追記:コントローラーの追加
今回は、1台での確認でしたが、この後コントローラーを追加して3台クラスターにすることも可能です。
System → Controllers → Controllers → <コントローラ名> → Cluster as Seen by Nodeの画面で
Active Controller → Actionより、Add Nodeを追加することが可能です。
次回は、L3接続の設定例を紹介します。