(セッション中にいただいたご質問への回答)
Q. 1つのL3Outで複数の動的ルーティングプロトコルを動かさないほうがいいという説明があった気がしています。
公開情報のURLなどあればご教示いただきたいです。
A. L3Outで複数のダイナミックルーティング(IGP)は動かせない仕様になっています。こちらの件については、White Paper に以下の通り記載がございます。
> In ACI, each L3Out can be configured only for one routing protocol.
参考:ACI Fabric L3Out White Paper
https://www.cisco.com/c/en/us/solutions/collateral/data-center-virtualization/application-centric-infrastructure/guide-c07-743150.html
Q. エンドポイントテーブルとルーティングテーブルの2つがある状況だと理解しました。
同じ宛先のルート情報が両方に含まれる場合、どちらが優先されるのでしょうか?
ロンゲストマッチなどルーティングテーブル上の既存の優先順位で決定するのか
zoning-ruleとして優先順位が決定されるのか気になりました。
意図しないルート情報を外部から受信した時の挙動を想定しています。
A. まずはEndpointのLookupが先で、その後RoutingのLookupになります。転送ロジックに関してはACI How Toにも記載ありますが、今後Deep Diveのセッションを企画する予定です。
Q. BDはルーティング機能を持たないとのことでしたが、BD同士をルーティングさせたい場合はどのようにすればいいでしょうか?L3OUTを新たに設定になりますでしょうか?
A. BDがL3SW、VRFがコアスイッチに該当しますという説明を差し上げた通り、BDが同じVRFに所属してさえいれば、通常のルーティングに従い転送が可能です。