はじめに
本ドキュメントでは、XE SD-WAN ルータで SIG Tracker を使用する際の注意事項について記載いたします。
SIG Tracker 使用時の注意事項
SIG Tracker は 17.14 未満と 17.14 以降で実装が変わっております。
17.14 未満の実装動作においての注意事項を以下に記載いたします。
17.14 未満の SIG Tracker においては DNS 解決のために DNS クエリを定期的に送信しています。
この DNS クエリを実行する送信パスに変更がある (例: インタフェース Down) と DNS クエリの送信パスの再設定が走り、その送信パスの再設定が走ると SIG Tracker の再設定も走ります。
SIG Tracker の再設定が走ると SIG Tracker は一旦 down となります。
その結果、SIG Tunnel は一時的に Degraded となります。
17.14 以降では実装が変わっており、DNS クエリのパスが変わって再設定が走っても SIG Tracker の再設定が走ることはない実装になっております。
このため、SIG Tracker は down とならず、結果として SIG Tunnel もDegraded になることはございません。