以下に記載している対象型番の ASA 製品 (以下「ASA5500-X シリーズ製品」) では筐体部 (Chassis S/N) と内蔵ボード (PCB S/N) でシリアル番号が別個に存在する実装となっており、場面に応じて必要となるシリアル番号が異なります。
対象型番
ASA5506
ASA5508
ASA5512 (*)
ASA5515 (*)
ASA5516
ASA5525 (*)
ASA5545 (*)
ASA5555 (*)
各シリアル番号の用途
シリアル番号種別 |
主な用途 |
確認方法 (CLI コマンド) |
Chassis S/N |
Hardware 製品の契約情報の管理 Service Request の Open 時 RMA 機器交換後の License 移行申請時 |
show inventory (注) |
PCB S/N |
Activation Key の発行申請時 |
show version |
Chassis S/N は、製品の梱包箱や筐体に貼付されたシールに記載されているシリアル番号にあたります。
Cisco における製品の契約情報の管理にはこちらの情報を利用しておりますので、Hardware に関する保守契約の更新手続きや Service Request を Open していただく際などの契約状況の確認が必要な場面では Chassis S/N をご提示ください。
一方、機能の拡張等を目的とした Activation Key の発行等に際して申請していただくシリアル番号としては PCB S/N を利用していただく必要があります。
それぞれのシリアル番号を CLI から確認する方法としては、Chassis S/N は show inventory コマンドで Name: "Chassis" の [SN:] 欄に表示されるシリアル番号が、PCB S/N は show version コマンド実行時に [Serial Number:] 欄に表示されるシリアル番号が相当します。
(注)
上記「対象型番」で末尾に (*) 印が付いているASA5500-X シリーズ製品に初期インストールされている ASA Software 8.6(1) に限り、show inventory コマンドを実行した際の出力内容に含まれるシリアル番号が PCB S/N となっています。
Interim Release 8.6(1.2) 以降の ASA Software では、show inventory コマンドで表示されるシリアル番号が Chassis S/N となるように変更されておりますので、ASA5500-X シリーズ製品のシリアル番号を CLI からご確認いただく際には、該当製品で稼働している Software のバージョンをあらかじめご確認ください。
参考情報
ファイアウォール トラブルシューティング
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3161736
Firepower System and FTDトラブルシューティング
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3161733