SNS-3595 (SNS-3595-K9) のハードウェア故障と判断され、機器交換作業(RMA)となった際に、送付された代替機の交換作業でご自身で対応される際の作業の概要を主に CIMC での RAID の設定に関してご紹介いたします。
本ドキュメントは、CIMC 3.0(3S2)をベースに作成しております。
なお、CIMC 2.x での作業に関して確認されたい場合は以下を参照ください。
SNS-3595 RMA 作業時の概要
(1) のメニューから"ストレージ"を選択、”物理ドライブ情報”と”仮想ドライブ”情報を確認します。※このとき、既に”仮想ドライブ”が設定済みなら本項目の作業は不要ですので、次のステップにお進みください。
(2) ”物理ドライブ”の情報で各物理ドライブ番号のステータスが"JBOD"となっている場合は、以下のように”コントローラ情報”タブの”未使用の物理ドライブから仮想ドライブを作成する”がグレーアウト(オレンジ色の枠)で作成できない状況となります。
(3) 以下の手順で全ての物理ドライブを”Unconfigured Good"(未設定)にステータスをドライブを選択した後、”状態を未設定の良好に設定する”をクリックして変更してください。
以上を参考に変更が必要な物理ドライブの台数分実施してください。
最終的には以下のような状態になれば仮想ドライブを作成できる状態になっていると判断できます。
(4) RAIDの設定は、”ストレージ” > "コントローラ情報"タブに移動します。”コントローラ情報”タブの”未使用の物理ドライブから仮想ドライブを作成する”(オレンジ色の枠)をクリックし、仮想ドライブを作成画面を開きます。
(5) 設定画面で以下を参考に設定を進めて頂き、最終的には、"仮想ドライブの作成”ボタンをクリックすることで仮想ドライブが作成されます。
※ ”ドライブグループ”は図のように、2つの物理ドライブを選択して ">>" をクリックすることで構成します。
※ 4つの物理ドライブを選択して Drive Groups に移動した場合、仮想ドライブは作成できませんのでご注意ください。
(5-1)RAIDレベルを"10"を選択
(5-2)2つの物理ドライブを選択して ">>" をクリックして”ドライブグループ”に追加。
(5-3)残りの2つの物理ドライブについても同様に”ドライブグループ”に追加。
(5-4)仮想ドライブのプロパティは以下のように設定。
(5-5)設定が完了したら、”仮想ドライブの作成”ボタンをクリックし、作成されると以下のようになります。
(5-6)仮想ドライブをブートドライブとして設定します。
上記 3 のステップまででインストール準備が完了しましたので、OS イメージのインストールの為に CIMC の画面から KVM コンソールを起動してください。
KVMの起動をクリックして、Javaベース(要Java)、もしくはHTMLベースを選択。
※ 以降は、HTMLベースのKVMを例にあげております。
KVM コンソールからインストールするソフトウェアの ISO ファイルをマッピングしてください。
(1)”仮想メディア” > ”Activate Virtural Devices” をクリック
一度、”Activate Virtural Devices” を選択後、再度、”仮想メディア” をクリックすると以下のようなメニューが表示
(2)KVM コンソールの CD/DVD にローカルPC(GUIアクセスしている端末)上に保存している ISO ファイルを紐づけ(マッピング)
3. までの手順にて ISO ファイルをマッピングしたら、サーバーを起動してインストールを開始してください。