本ドキュメントでは、HX220M5/HX240M5 のPSU交換手順について説明します。
[交換時の注意点]
HX220M5、HX240M5 - PSU 2台で電源供給している場合、PSU はホットスワップ可能です。OS をシャットダウンする必要はありません。PSU が冗長構成になっていない場合、OS をシャットダウンしてからの交換が必要です。
[作業前確認]
- FE 作業
1. UCSMで該当サーバを選択し、PSUのステータスを確認します。
(Equipment > Rack-Mounts > Servers > Server X >PSUsに移動してステータスを確認します。)
2. UCSMで交換対象のサーバのFaults状況を確認しておきます。
(Equipment>Rack-Mounts>Servers>Server Xに移動して、右画面の「Faults」タブで現在発生しているFaultを確認します。交換作業後に発生しているFaultが、もともと発生していたものか、交換作業によって発生したものかを判断するためです。)
- お客様作業
3. 作業対象サーバ特定のために、UCSM 上でLocator LED を点灯(Server X > General > Turn on Locator LED)します。
[作業手順 - ホストシャットダウン]
※PSU が冗長構成になっていない場合のみ実施します。PSU が冗長構成の場合、[作業手順 - PSU交換]に進めてください。
- お客様作業
1. 作業対象のホスト上で動作している仮想マシン(コントローラーVMは除く)を、別のホストへ移動しておきます。
- FE 作業
2. 以下のドキュメントを参照して、対象ノードをメンテナンスモードにします。
メンテナンスモード設定手順(HX Connect版)
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4010929
[HyperFlex] メンテナンスモード設定手順(vSphere Web Client版)
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3165288
- お客様作業
3. ホストをシャットダウンします。
[作業手順 - PSU交換]
- FE 作業
1.交換対象の PSU を確認します。
[HX220M5]
[HX240M5]
2.PSUを複数交換する場合は、交換対象のPSUに接続されている電源ケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから電源ケーブルを抜きます。交換しないPSUの電源ケーブルは抜かないように注意します。
3.緑色のリリースレバーをハンドル側に寄せて、PSU を引き出します。
4.PSU を交換して、電源ケーブルを元の通りに繋ぎます。
[作業後確認]
- FE 作業
1.UCSMで該当サーバを選択し、[Faults]タブから新しいFaultが発生していないことを確認します。
(Equipment > Rack-Mounts > Servers > Server X に移動、右画面Faultsタブで内容を確認します。)
2.PSU のグリーン LED の点灯とオレンジ LED の消灯を確認します。OS 起動前は、グリーン LED が点滅します。
- お客様作業
3.ホストを起動します。
※[作業手順 - ホストシャットダウン]を実施していない場合、該当手順は不要です。
- FE 作業
4. 以下のドキュメントのステップ5の操作を行って、対象ホストのメンテナンスモードを終了します。
※[作業手順 - ホストシャットダウン]を実施していない場合、該当手順は不要です。
HX Connect版: https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4010929
vCenter版: https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3165288
- お客様作業
5. 点灯させていた Locator LED を消灯してください。
6. 以下のドキュメントを参照して、HX クラスタが正常な状態であるかを確認します。
[HyperFlex] HX Connect から HX クラスタの正常性確認方法
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3912789
[参考資料]
Cisco HX220c M5 HyperFlex Node Installation Guide (Hybrid, All-Flash, & All-NVMe Models)
Cisco HX240c M5 HyperFlex Node (Hybrid and All-Flash Models) Installation Guide