ACI に関しては、ACI How To というページがあり、設定やトラブルシューティング等、一般的な内容についてはそちらの方が充実しています。 設定やトラブルシューティングについては、今後 ACI How To を中心に更新していく予定のため、ACI に関する情報収集はまず、ACI How To を参考にしてください。
このコンテンツも NAE: Troubleshooting に必要な情報 というタイトルで掲載しています。 フォーマットがずれて読みにくい場合、こちらのページをご参照ください。
1. はじめに
ここでは、Cisco Network Assurance Engine (NAE) において、Troubleshooting を行うために必要な情報について紹介します。 NAE が動作している vCenter や Hardware に関する問題は扱っていません。 また、NAE の Support 契約にはそれらに関する Troubleshooting は含まれていません。
2. Techsupport
NAE は 3 台の vm で cluster を構成し、その上でさまざまな service が動いています。 それらが動作しなくなると、NAE に access できなかったり、情報が何も出力されない、NAE 上の特定の機能が動作しないなど、system の一部、もしくは全体に影響を及ぼします。 そういった場合には、techsupport を取得してください。
Techsupport は下記設定 icon を click し、Download TechSupport Logs を選択することで取得可能です。
GUI に access できない場合、ssh で login し、下記 command を実行することで取得可能です。
| CLI |
|---|
|
[admin@clustervm1-nodec ~]$ /usr/lib/candid/share/support/tech_support --logs --dir /hadoop/network-audits --output tech_support Packaging ...Version...OK ....License Info...OK [snip] ....Misc Logs... OK ....Generating Manifest... OK Created TS Log file /hadoop/network-audits/tech_support.1572503296.tar [admin@clustervm1-nodec ~]$ |
3. Smart Event Log
NAE の問い合わせの多くが NAE 自身の問題ではなく、NAE で出力された Error message に関するものになります。 これは、Smart Event Log の詳細を確認することで原因を特定することができるものがほとんどになります。 また、Smart Event Log で出力される Error の多くが NAE の問題ではなく、APIC の設定等、ACI 側の問題に起因しています。 そのため、Troubleshooting には、ACI 側の情報が必要になることが多いです。 Smart Event に関する Troubleshooting では、以下 3.1, 3.2 に記載されている情報を取得してください。
3.1 Smart Event の詳細確認
Dashboard の各種 icon を click することで、該当する Smart Event 情報が確認できます。
下記のように、All Smart Events の右側の設定 icon を click することで、情報を Export することができます。
また、Event Name を click することで、その Event の詳細内容が確認可能です。
上記 BD_SUBNET_DEPLOYMENT_ERROR は、2 つの Event があるため、下記のように 2 行表示されます。 片方の Event Name を click すると、さらに詳細な情報が下に表示されます。
さらに下に scroll していくと、確認項目が出力されます。
この情報を確認しても原因がわからず、問題が解決しない場合、上記 screenshot と JSON 形式で Export した file を取得してください。
3.2 ACI Log
ACI 側の設定情報がわからない状態で 3.1 の Smart Event を確認しても Error の意図するところがわからないため、Smart Event を確認する際には、ACI 側の設定内容を把握している必要があります。 APIC に access できる環境の場合、GUI で確認するのが効率的ですが、APIC に access できない環境の場合、下記を参考に JSON 形式で APIC の設定を取得してください。
設定の問題でなかった場合、ACI 側の Troubleshooting が必要になり、場合に応じて、APIC や Switch の techsupport を取得する必要があります。 APIC/Switch の techsupport 取得については下記を参照してください。
ACI の設定変更や、何らかの event に起因している場合、どのような変更/event があったのかを確認する必要があります。 audit/event/fault log の取得方法については、下記 2. ログ取得方法 (一般的なトラブルシュートでの取得例) を参照してください。
4. Offline Collection Script
NAE には、Offline 解析を行うための script が用意されています。 この script を使用することで、直接 APIC に access できない環境でも NAE を使用して解析を行うことが可能です。 script は下記から Download 可能です。 この情報は、現在も Error が発生していて、2 の情報だけでは Troubleshooting が難しい場合に必要になります。
Download 後、file を展開すると、README.md という file があり、そこに使い方が記載されています。 下記は、Download 後、script を実行するまでの例になります。 環境によっては、python package が足りない等の error が出力されるので適宜 install してください。 また、実行に必要な python version や python package 情報については、README.md に記載されています。
| Offline Collection Script |
|---|
|
!_tar.gz file の展開 $ tar zxvf analysis-collectors.tar.gz x cnae_data_collection.py x README.md x version.properties $ !_python version の確認。 NAE 3.1(1) の場合、2.7.10 以上が必要。 $ python --version Python 2.7.15 $ !_script を実行したものの、package 不足で error が出力される。 $ python cnae_data_collection.py Traceback (most recent call last): File "cnae_data_collection.py", line 28, in <module> import requests ImportError: No module named requests $ !_足りない packet の install $ pip install requests Collecting requests [snip] Successfully installed certifi-2019.9.11 chardet-3.0.4 idna-2.8 requests-2.22.0 urllib3-1.25.6 $ !_install されている package の確認 $ pip freeze certifi==2019.9.11 chardet==3.0.4 idna==2.8 requests==2.22.0 [snip] $ $ !_引数をつけずに実行、もしくは -h で help が表示される。 $ python cnae_data_collection.py usage: cnae_data_collection.py [-h] -APIC APIC [APIC ...] -clusterName CLUSTERNAME -user USER -targetDir TARGETDIR [-maxThreads MAXTHREADS] [-aciVersion ACIVERSION] [-switchVersion SWITCHVERSION] [-thirdPartyServices THIRDPARTYSERVICES] [-versionProperties VERSIONPROPERTIES] [-connectionPreferencePrimary {outofband,inband}] [-connectionPreferenceSecondary {outofband,inband}] [-apicConfigExportPolicyName APICCONFIGEXPORTPOLICYNAME] [-apicConfigExportFormat {xml,json}] [-apicConfigExportTimeOut APICCONFIGEXPORTTIMEOUT] [-nat NAT] cnae_data_collection.py: error: argument -APIC is required !_必要な引数は -APIC, -clusterName, -user, -targetDir のようなので、それらを入力し実行 $ python cnae_data_collection.py -APIC 10.71.168.217 -clusterName fab3 -user admin -targetDir ./ Enter password for APIC : ['10.71.168.217'] , user: admin Password: 2019-10-31 14:19:12,354 - 4746372544 - INFO - Checking for python module compatibility [snip] 2019-10-31 14:29:44,291 - 4746372544 - INFO - Data collection *SUCCESSFUL* for iteration: 3 2019-10-31 14:29:45,259 - 4746372544 - INFO - Compressed data file located at : /Users/yushimaz/Downloads/fab3_2019-10-31_05_19_06.tar.gz size: 11.0MB 2019-10-31 14:29:45,260 - 4746372544 - INFO - Exiting Candid Data collection Total Candid Collection time candidDataCollectionStandalone: 638.736086845 seconds $ |
5. Link
検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう
シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします
