はじめに
本ドキュメントでは S-Class SFP と C-Class SFP の違いについて説明します。
以下のコマンドでトランシーバ(SFP)情報を確認できますが、 "-S" がついてるものが S-Class、何もついていないものが C-Class SFPとなります。
# show interface transceiver
Ethernet1/1
transceiver is present
type is 10Gbase-SR !! C-Class
-- skip --
cisco product id is SFP-10G-SR
Ethernet1/2
transceiver is present
type is 10Gbase-SR-S !! S-Class
-- skip --
cisco product id is SFP-10G-SR-S
初めに結論を述べますと、Nexus シリーズ製品では基本的にどちらの SFP であっても動作には全く違いがなく、設定/設計の考慮事項は基本的にはございません。
主な違い
-
S-Class SFP は C-Class SFP の後発品となります。
-
S-Class SFP は C-Class SFP と比較し利用要件が限られており、その分 C-class と比較して安価です。
-
C-Class は幅広い用途での利用条件が想定されていますが、S-Class は基本的にはキャンパスやデータセンターでの利用が想定されています。
-
S-Class に特化した機能はなく、Nexus 製品で使用する上では特に違いや互換性を意識する必要はありません。
-
2台の機器を S-Class と C-Class の SFP で接続した場合でもリンクは確立されます。
-
SR / LR / ER / ZR などの Reach type がありますが、S-Class と C-Class で距離の違いはありません。
S-Class SFP モデルのリリース情報
- 10G S-Class SFP としては SR / LR / ER / ZR がリリースされています。
- 40G S-Class QSFP としては SR / LR がリリースされています。
- 100G S-Class QSFP としては SR / LR / ER がリリースされていますが、100G については現状 C-Class のものはございません。
参考情報