はじめに
本ドキュメントは以下のドキュメントに記載されている内容をベースに作成したものです。August 23, 2021 にアップデートされた内容に準拠しています。英語版との内容に差異がある場合は、英語版のドキュメントが優先されます。
Cisco NX-OS Software Strategy and Lifecycle Guide
NX-OS ソフトウェアリリースの種類
NX-OS のソフトウェアバージョンは、A.B.(C)x の形式となっています。
A は、内部アーキテクチャが大きく変更された場合に変更されます。
B は、重要な新機能や、大きな機能追加や変更が発生した場合などに変更されます。
x は、このリリースが ( F ) eature リリースもしくは、 ( M ) aintenance リリースであるかを表します。
C は、F リリースの場合は、新しい機能、機能、およびハードウェアプラットフォームの追加の場合に変化します。
C は、M リリースの場合は、メンテナンスフェーズに移行し、バグ修正とセキュリティ拡張の場合に変化します。
NX-OS ソフトウェアリリースのライフサイクル
以前の NX-OS では NX-OS リリースは長期リリースまたは短期リリースのどちらかとして扱われていました。10.2(1) F 以降、すべてのメジャーリリースは同等に扱われ、すべてのメジャーリリーストレインは、ライフサイクル内のさまざまな時点で推奨リリースとして指定されます。
以下の図は、10.2( x ) F リリースのライフサイクルを表しています。
Cisco NX-OS リリースのライフサイクルには、4つのフェーズがあります。
1. メジャーリリースのライフサイクルは、Feature Development フェーズから始まります。
このフェーズは、主要なお客様に対して初めてリリースが提供された場合（ FCS:First Customer Shipment ）または最初のリリースが提供された場合から始まります。
このフェーズは、12 か月間継続し、この間に 2 つの追加リリースがあることが予定されています。
またこのフェーズでは新しい機能と拡張機能が導入される可能性があります。
2. FCS の 12 か月後、メジャーリリースは Maintenance フェーズに入ります。
この時点で、NX−OS の 末尾の識別子は、F から、M に変化します。
この Maintenance フェーズはでは、不具合やセキュリティの脆弱性 ( PSIRT ) に対処します。
ソフトウェアの安定性を確保するために、このフェーズでは新しい機能や拡張機能は導入されません。
3. FCS の 27 か月後に、Extended Support with PSIRT fixes フェーズに入ります。
このフェーズでは、PSIRT 修正のみを受け取ります。
この時点で、セキュリティの脆弱性 ( PSIRT ) 以外の不具合に対しての修正の提供は行いません。
4. FCS の 42 か月後、TAC Support フェーズに入ります。
このフェーズでは、お客様は引き続き Cisco®TAC からソフトウェアサポートを受けることができますが、欠陥を修正するには、後続のメジャーリリースへのアップグレードが必要になります。
FCS の 48 か月後、このメジャーリリースの全てのサポートは提供されません。
アップグレードとマイグレーション
今後の NX-OS のリリース予定は以下となります。
新しいメジャーリリースは、毎年の Q3 にリリースされることが予定されています。
また、以前のリリースは、Q3 に EOL を迎えることが予定されています。
参考情報
Cisco NX-OS Software Strategy and Lifecycle Guide
Cisco Nexus 9000 Series Switches release notes
Cisco Nexus 9000 Series Switches minimum recommended Cisco NX-OS releases
Cisco Nexus 9000 Series Switches End-of-Life (EOL), End-of-Sale (EOS) notices
検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう
シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします
