デスクトップシリーズスイッチ製品の IOSイメージファイルには、bin 形式のファイルと tar 形式のファイルがあります。
<bin ファイルの例>
c2960x-universalk9-mz.152-4.E7.bin
<tar ファイルの例>
c2960x-universalk9-tar.152-4.E7.tar
bin 形式のファイルの場合、copy コマンドを使用しイメージファイルをローカルに保存した後、 boot system コマンドで起動するイメージファイルを指定しますが、tar 形式のファイルの場合、archive コマンドを使用します。
以下は、tftp サーバ(IP アドレス 192.168.0.1)から、tar 形式のファイル、 c3750-ipservices-tar.122-53.SE2.tar をダウンロードし、スイッチにインストールする例です。
overwrite オプションは、既存イメージファイルを、新しいイメージファイルで上書きします。
この例では、手動でシステムの再起動を行っていますが、reload オプションを使用すれば、ダウンロード後、自動で再起動を行う事もできます。
再起動後は、新しいイメージでシステムが起動します。
<インストール例>
Switch#archive download-sw /overwrite tftp://192.168.0.1/c3750-ipservices-tar.122-53.SE2.tar
Loading c3750-ipservices-tar.122-53.SE2.tar from 1.0.0.1 (via GigabitEthernet1/0/1): !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 14940160 bytes]
---出力略---
Switch#write
Building configuration...
[OK]
Switch#reload
archive download-sw の各オプション等の詳細に関しては、各製品、各バージョンのコマンドリファレンス等をご参照ください。
以下は Catalyst 2960X シリーズスイッチ、IOS 15.2(6)E の例となります。
Consolidated Platform Command Reference, Cisco IOS Release 15.2(6)E (Catalyst 2960-X Switches)
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/catalyst2960x/software/15_2_6_e/command_reference/b_1526_2960x_cr/system_management_commands.html?dtid=osscdc000283