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tkitahar
Cisco Employee
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※ 2025 年 4 月 4 日現在の情報をもとに作成しています

 

1. はじめに

 

本記事では、Windows 版 Cisco Secure Client Umbrella Module をコマンドライン上からインストールする際に指定できるオプションについて紹介します。

 

Customize Windows Installation of Cisco Secure Client

https://docs.umbrella.com/deployment-umbrella/docs/customize-windows-installation-of-cisco-secure-client

 

※ 本記事はもともと Umbrella Roaming Client 用に書かれたものでしたが、EoL に伴い、Cisco Secure Client 用に書き換えられました

 

2. インストーラーについて

 

Windows PC に Cisco Secure Client Umbrella Module をコマンドライン上からインストールする際、実際に VPN 機能を使用するかどうかにかかわらず、先に VPN のインストールを行う必要があります。

 

そのため、例えば、バージョン 5.1.8.122 の Cisco Secure Client Umbrella Module をインストールするには、最低でも、以下の 2 つのインストーラーを順に実行する必要があります。

 

  • cisco-secure-client-win-5.1.8.122-core-vpn-predeploy-k9.msi
  • cisco-secure-client-win-5.1.8.122-umbrella-predeploy-k9.msi

 

そして、これらのインストール コマンドの実行の際、以下の 3 種類のオプションを任意に付けることが可能です。

 

  • VPN の GUI を非表示 (VPN のみで指定可能)
  • サービス停止の無効化 (両方で指定可能)
  • アンインストールの非表示 (両方で指定可能)

 

次項から各オプションの詳細について説明します。

 

3. VPN の GUI を非表示

 

前項で、Cisco Secure Client Umbrella Module をコマンドライン上からインストールする際、先に VPNのインストールをする必要があると述べました。

 

そのため、デフォルトの状態では、以下の画像のように Cisco Secure Client の GUI に VPN の項目も表示されます。

 

tkitahar_0-1743753396202.png

 

VPN のインストール時に、本オプションを有効にすると、GUI から VPN の項目だけを非表示にすることができます。

 

tkitahar_2-1743775894249.png

 

4. サービス停止の無効化

 

 Cisco Secure Client Umbrella Module をインストールした後、「サービス」画面には、Cisco Secure Client に関する以下の 3 つのエントリーが表示されます。

 

tkitahar_1-1743753641732.png

 

※ 1つ目が VPN、2 つ目と 3 つ目が Umbrella のサービスとなります

 

本オプションを有効にすると、以下の画像のようにサービスの停止が選べなくなります。

 

tkitahar_1-1743774866868.png

 

また、コマンドラインからサービスを停止しようとしても、失敗に終わります。

 

>sc stop csc_umbrellaagent
[SC] OpenService FAILED 5:

アクセスが拒否されました。

 

5. アンインストールの非表示

 

Cisco Secure Client Umbrella Module をインストールした後、「インストールされているアプリ」画面には、Cisco Secure Client に関する以下の 2 つのエントリーが表示されます。

 

tkitahar_0-1743773568836.png

 

本オプションを有効にすると、これらの項目が「インストールされているアプリ」画面上に表示されなくなり、ユーザーが GUI からアンインストールしてしまうことを防ぎます。

 

※ コマンドライン上からアンインストールすることは可能です

 

6. 設定方法

 

インストーラーの実行には msiexec コマンドを使用しますが、各オプションを有効にするには、以下の値を引数に付け加えます。

 

  • VPN の GUI を非表示 (VPN のみで指定可能) => PRE_DEPLOY_DISABLE_VPN=1
  • サービス停止の無効化 (両方で指定可能) => LOCKDOWN=1
  • アンインストールの非表示 (両方で指定可能) => ARPSYSTEMCOMPONENT=1

 

以下の例は、それぞれのインストーラー (5.1.8.122) ですべてのオプションを有効にしたときのものです。

 

msiexec /package cisco-secure-client-win-5.1.8.122-core-vpn-predeploy-k9.msi /norestart /passive PRE_DEPLOY_DISABLE_VPN=1 LOCKDOWN=1 ARPSYSTEMCOMPONENT=1 /lvx* c:\\output.log
msiexec /package cisco-secure-client-win-5.1.8.122-umbrella-predeploy-k9.msi /passive ARPSYSTEMCOMPONENT=1 LOCKDOWN=1 /lvx* c:\\output.log

(補足)
/norestart ~ インストール後にコンピューターを再起動しない
/passive ~ プロンプトやエラーメッセージを表示しない
/lvx* ~ 指定したログファイルに詳細なログを出力
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