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Koji Iwata
Cisco Employee
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はじめに

本ドキュメントは Nexus Dashboard (ND) のアップグレードを実施する前に確認すべき事項について説明します。

ND のアップグレード方法や事前に確認すべき事項は、アップグレード前後のバージョンや構成、使用するサービス (NDI (Nexus Dashboard Insights) や NDFC (Nexus Dashboard Fabric Controller) 等) により異なってきます。
また、ND バージョン 3.1.1 より Unified Image となり、個別にインストールしていたサービスが ND のイメージファイルに含まれるようになりました。そのため、ND で使用するサービスはインストール時やアップグレード時のみ選択できるように変更されており、ND で使用するサービスを自由に追加や削除することができなくなっておりますので、それによりアップグレード方法や事前に確認すべき事項も大きく変更されています。

本ドキュメントは特定の ND バージョンに依存しないアップグレード前に共通して確認すべき事項をまとめた内容となっていますので、ND のアップグレードを実施する前に本ドキュメントに記載された事項をご確認いただくことを推奨いたします。

本ドキュメント発行時点での ND の最新バージョンは 3.2.1 となります。そのため、3.2.1 より新しいバージョンでは記載内容に相違が発生する可能性がありますのでご注意ください。

 

  

Release Note の確認

アップグレード対象バージョンでの新機能や変更事項、不具合情報、スケーラビリティ等の最新情報については ND の Release Note に掲載されていますので ND をアップグレードする際は必ず確認するようにしてください。

    

  

Cisco Nexus Dashboard and Services Deployment and Upgrade Guide の確認

アップグレード対象バージョンでのアップグレードの前提条件や注意事項、ガイドライン、アップグレードパス、アップグレード手順については Cisco Nexus Dashboard and Services Deployment and Upgrade Guide の Chapter: Upgrading Existing ND Cluster to This Release に掲載されていますので ND をアップグレードする際は必ず確認するようにしてください。

下記では Cisco Nexus Dashboard and Services Deployment and Upgrade Guide の Chapter: Upgrading Existing ND Cluster to This Release の中で重要な項目をいくつか取り上げます。

 

アップグレードパスの確認

ND のどのバージョンから直接アップグレード可能かについて等の ND のアップグレードパスについては、アップグレード対象バージョンの Cisco Nexus Dashboard and Services Deployment and Upgrade Guide の Chapter: Upgrading Existing ND Cluster to This Release に記載されています。

 

CIMC バージョンの確認

ND のアップグレード対象バージョンでサポートされている CIMC バージョンを確認する必要があります。サポートされている CIMC バージョンは ND の Release Note に記載されています。 現在の CIMC バージョンが ND のアップグレード対象バージョンでサポートされていない場合は CIMC のアップグレードが必要になります。

 

ND クラスターの正常性の確認

ND のアップグレードを実施する前に ND の GUI の Admin ConsoleOverview で正常に動作していることを確認するか、CLI で acs health コマンドを実施し Status が「All components are healthy」となっていることを確認してください。

rescue-user@nd1:~$ acs health
======
Status
======
All components are healthy

 

ND とサービスのバックアップコンフィグの取得

ND のアップグレードを実施する前に必ず ND とサービスのバックアップコンフィグを取得するようにしてください。ND のアップグレードが失敗した場合や問題が発生した場合等にバックアップコンフィグを使用して ND を復旧する必要がある可能性があります。

 

アップグレード実行中に設定変更しない

ND のアップグレード実行中に Secondary (Worker) ノードや Standby ノードを追加する等の、設定変更はしないようにしてください。

 

すべてのサービスを Disable にする

ND のアップグレードを実施する前に ND で動作しているすべてのサービスを Disable にする必要があります。

注) 一部のアップグレードパスではサービスを Disable にする必要がない場合もありますので、アップグレード対象バージョンの Cisco Nexus Dashboard and Services Deployment and Upgrade Guide の Chapter: Upgrading Existing ND Cluster to This Release を確認してください。

 

ND のダウングレードは未サポート

ND のダウングレードはサポートされていません。ND をダウングレードしたい場合は ND クラスターを再構築していただく必要がございますのでご注意ください。

 

アップグレード手順の確認

ND のアップグレード手順の詳細は、アップグレード対象バージョンの Cisco Nexus Dashboard and Services Deployment and Upgrade Guide の Chapter: Upgrading Existing ND Cluster to This Release に記載されています。

 

 

 

Nexus Dashboard and Services Compatibility Matrix の確認

Nexus Dashboard and Services Compatibility Matrix では、ND の管理対象ファブリックの種類 (APIC や NDFC、Standalone NX-OS 等) とその使用バージョン、ND のバージョンを選択して入力することで、 ND とサービス、ND の管理対象ファブリック間の互換性や注意点、制限事項、新機能等を確認することができます。
ND やサービスのバージョン選択に有用な情報となりますので、アップグレード前に確認するようにしてください。

ND_Compati_Matrix.png

  

  

参考情報

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