はじめに
このドキュメントでは、Telemetry の senser-group の部分の記載について説明します。
なお、本稿は、N9K-C9336C-FX2 / NX-OS 9.3(6) を使用しております。
有効にする機能
まずは、nx-api と telemetry を有効にします。
N9K-C9336C-FX2(config)# feature nxapi
N9K-C9336C-FX2(config)# feature telemetry
senser-group の設定
Telemetry 配下にて senser group を設定します。
N9K-C9336C-FX2(config-telemetry)# senser-group [ ID ]
group 配下では、以下の2つの設定があります。
data-source Specify the data source
path Create a sensor path
これらで telemetry データを取得する方法 ( source ) と、取得データ ( path ) を指定します。
data-source の設定
source としては以下の4種類があります。なお、設定しない場合は default として DME が設定されます。
N9K-C9336C-FX2(conf-tm-sensor)# data-source ?
DME DME objectstore
NATIVE NATIVE
NX-API NX-API
YANG YANG
ここで選んだ data-source に依って path 記述が変わります。
DME を選択した場合は、以下のように設定します。
N9K-C9336C-FX2(conf-tm-sensor)# data-source DME
N9K-C9336C-FX2(conf-tm-sensor)# path sys/bd/bd-[vlan-100]
N9K-C9336C-FX2(conf-tm-sensor)# path sys/ch/ftslot-1/ft
この path 以後の設定が、どの情報を取得するかを決めているのですが、対応表が現時点ではないため、ご自身で visore から探す必要があります。NX-API visore については以下の記事をご確認ください。
Cisco Nexus シリーズ : NX-API Visore について
また、NX-API を選んだ場合は、以下のように設定します。
N9K-C9336C-FX2(conf-tm-sensor)# data-source NX-API
N9K-C9336C-FX2((conf-tm-sensor)# path "show interface"
なお、上記の場合は、"" ( ダブルクォーテーションマーク ) で show command を囲む必要があります。
注意事項
・1 つの senser-group 内に 複数の data-source を選択することはできません。
・バージョンごとに使用できる command が異なる可能性があるため、各バージョンのドキュメントを確認してください。
参考情報
Cisco Nexus スイッチ (NX-OS) : 設定例
NX-OS Nexus 3000/ 9000 シリーズ : Telemetry とは
Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Programmability Guide, Release 9.3(x)