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Storm Control設定可能なポート数について

athirano1
Level 1
Level 1

こんにちは。
シスコスイッチのStorm Control機能について質問があります。

■質問内容
例えば、48ポートのCatalyst3750XやCatalyst3650クラスの機器で40ポートくらいに適用した場合
1.コマンド入力上の制限はあるでしょうか?
  (ポート数がxx以上の場合にStorm Controlのコマンド入力ができなくなるといった制限はあるでしょうか?
  おそらく無いとは思いますが)

2.スイッチのCPU使用率やメモリ使用率を上昇させる危険性はあるでしょうか。

  以下が想定している条件です。
  ・物理ポートの設定はSpeed:Auto/Duplex:Autoで1Gbpsでリンクアップ
  ・各物理ポートは、各々別VLANに所属するものとします
  ・実際のスループットは最大 数十Mbps程度
  ・制限したいものはブロードキャスト
  ・1度に多数(例えば10ポート)同時にストームが起きることは無いと仮定します。

■補足
  ・「実際のスループットは最大 数十Mbps程度」の理由としては、
   Cat3750Xの各ポート(各VLAN)を、もう1台のシスコスイッチに接続してトランクにまとめる

   <-> トランクポートを、シスコ社以外のメーカーのコントローラに接続
   <-> WANルータ <-> WAN回線
   <-> 日本各地の小規模拠点のリモートアクセスポイント
   と接続しています。
   そのため、LANだけで構成したNWほどは、スピードが出ません。
  ・ただし論理的には、Cat3750X内の各Interface VLAN <-> リモートアクセスポイントがトンネルで直結されているイメージです。

   (コントローラではNWセグメントの分割はできません)
  ・そのため、リモートアクセスポイント配下で発生したブロードキャストが、直接Cat3750Xに伝わってくる可能性があります。  
  ・リモートアクセスポイントの各ポートの接続先は、エンドユーザー管理のNW環境(複数のスイッチングハブを使用)です。そのため、ループ防止の設定を入れていても、ブロードキャストストーム発生の危険性が、ある程度存在します。

よろしくお願いします。

1件の返信1

Akira Muranaka
Level 8
Level 8

>>1.コマンド入力上の制限はあるでしょうか?

Storm-controlを 40ポート以上設定しているお客さんはたまに見ますし、少なくとも私は、特に問題となることは聞いたことありません。海外のシスココミュニティさんでもすべてのスイッチポートに storm-controlを設定されてるケースは散見されます。

https://community.cisco.com/t5/other-network-architecture/unicast-storm-control-query-on-3550/td-p/635019

I've implemented storm control across a number of 3550s with no issue. The config for all switchports is:
storm-control broadcast level 1.00
storm-control multicast level 5.00
storm-control unicast level 5.00

https://community.cisco.com/t5/switching/not-sure-where-to-configure-the-storm-control/td-p/3869398

Storm control is usually applied as close to the end hosts as possible (access-ports) so to negate excessive flooding of traffic from any source for a particular type of traffic be it unicast/broadcast/or multicast. so to negate excessive flooding of traffic from any source for a particular type of traffic be it unicast/broadcast/or multicast.

 

>>2.スイッチのCPU使用率やメモリ使用率を上昇させる危険性はあるでしょうか。

以下ドキュメントに記載のある通り、そもそもCatalystなど通信機器のCPU使用率上昇を守るために Storm-controlを利用するので、各ポートが CPU負荷は殆どなしに 高速に処理してくれる機能だと推測できます。

https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/sw/lanswt-access/cat3750swt/tg/001/cpu-util.html

CPU へのネットワーク パケットの制限
問題のあるネットワーク パケットによる影響が CPU 使用率に及ばないようにするには、そうしたパケットを入力インターフェイスで阻止します。
• イーサネット ブロードキャストまたはマルチキャスト パケット ストームを制限するには、 storm-control { broadcast | multicast | unicast } level { level [ level-low ] | bps bps [ bps-low ] | pps pps [ pps-low ]} インターフェイス レベル コンフィギュレーション コマンドを使用します。スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring Port-Based Traffic Control」の章を参照してください。

 

あとは以下のCiscoLive資料の 18P以降のループ対策のベストプラクティスを参照しながら、ループ対策設計をするとよいのでは~、と思います。 :-D

https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/apjc/docs/2018/pdf/BRKCRS-2661.pdf