はじめに
本記事ではRoom Kit等で発生する事のあるメモリ不足の事象に関して紹介します。
Control Hubに登録されたRoom Device(RoomOS 11.24)にて確認された結果を元に記載しています。
発生事象について
Room Deviceでデジタルサイネージを利用している環境において、Control Hub上の「問題と情報」に以下のようなメモリ不足のアラート通知が出るケースがあります。

このアラートが発生した際の症状として、Deviceに接続されているタッチパネルで操作してもサイネージの画面から通常の画面に切り替わらず、事象回復の為にDeviceの再起動が必要となります。
メモリ不足の原因
デジタルサイネージを利用しているRoom Deviceの物理メモリサイズ(例:Room Kitの場合4GB)に起因して、利用するコンテンツによってはメモリ不足を引き起こすケースがあります。
なお以下Deviceで発生する可能性があります。

メモリ不足の解消方法
こちらはハードウェアの制限事項に該当し、また機器の仕様上、追加メモリといった形では対応が出来ません。
その為、Room Deviceで消費されるリソースを軽減する形での回避となります。(以下回避例)
・デジタルサイネージで利用しているコンテンツを軽量なものとする
・コンテンツとしてビデオの代わりに画像を利用する
・PeopleCountOutOfCall の機能を無効化する

その他 リンク先 設定を参照ください
なおDeviceの再起動により一時的に復旧しますが、同じ環境/設定で引き続きご利用になる場合は再発する可能性が高いものとなります。
参考情報
Best practices for using the Web Engine