現在発生している問題
下記の記事で注意喚起しているとおり、現在ISE3.2および3.3のトレインではconfiguration backupのrestore時にADE-OSを含めたrestoreを行うと、SSHとGUIアクセス不可となる問題の発生が報告されています。
[注意喚起]ISE 3.2でのconfiguration backupのrestoreに関して
この問題はCSCwf55795が原因として報告されています。
CSCwf55795: With ADE-OS restore the UI and CLI is not accessible for 3.2P1 and above
新たに発生している問題
本記事はCSCwf55795の修正版数であるISE3.2 Patch5でのリストアにおいても、
ADE-OSを含めたrestoreを行うと引き続き問題が発生するため、この点について注意喚起します。
ISE3.2 Patch5から採取したconfig backupをISE3.2 Patch5にリストアすると、
SSHでは接続できるもののApplication ServerがInitializingでスタックしGUI画面がアクセスできない問題が発生します。
本問題はCSCwh69267が原因として報告されており、現在開発により修正が進められていますが、
残念ながら2024/4/26時点で修正版数のリリースはありません。
2つの問題を踏まえた対処
CSCwh69267の修正版が適用されるまでは、
ADE-OSを含まない形でリストアを行うようにしてください。
手動でのADE-OS部分の復元作業は以下のように実施してください。
・初期セットアップの時のプロンプトの入力時にリストア元の設定と同じにする
・初期セットアップのプロンプト以外の設定については、必要に応じてCLIでのrunning-configへの設定変更を行い、
リストア元と同じrunning-configを持たせる