以下モデルに増設可能なSSDは、NGFW/NGIPS機能を提供するFirePOWERやASA-CXソフトウェアモジュールのデータ格納などのために利用されます。ASA筐体にSSDが搭載されている場合、後からASAソフトウェアにこれらモジュールをインストールすることが可能です。
対象モデル:
ASA5512-X, ASA5515-X, ASA5525-X, ASA5545-X, ASA5555-X

当SSDは、このFirePOWERやASA-CXソフトウェアモジュール用のストレージです。 残念ながら、当SSDは ASAソフトウェアのストレージ(例えばASAソフトウェアのログやファイルの保管庫)としては利用できません。
また、ASAにソフトウェアモジュールをインストールすると、ブートイメージはASA筐体のFlash内に保存され、そのSSDとASA筐体は連携関係を持ちます。 そのため、仮にASAのHardwareが故障しRMAが必要時は、ASAと付属するSSDも 最初から初期セットアップが必要です。
ご利用のASA5500-XにSSDがマウントされているかは、show inventoryコマンドで確認できます。
asa/pri/act# show inventory
Name: "Chassis", DESCR: "ASA 5515-X with SW, 6 GE Data, 1 GE Mgmt, AC"
PID: ASA5515 , VID: V02 , SN: FGL1750xxxx
Name: "Storage Device 1", DESCR: "Micron 128 GB SSD MLC, Model Number: C400-MTFDDAC128MAM"
PID: N/A , VID: N/A , SN: MSA1736xxxx
SSDの初期セットアップやリプレースの際は、ブートイメージを用いたSSDの初期化とパーティショニングを行います。 詳しい手順は以下URLなどを確認ください。
CLI Book 2: Cisco ASA Series Firewall CLI Configuration Guide, 9.3 より
FirePOWER ソフトウェアモジュールの場合:
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/asa/asa93/configuration/firewall/asa-firewall-cli/modules-sfr.html#13708
ASA-CX ソフトウェアモジュールの場合:
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/asa/asa93/configuration/firewall/asa-firewall-cli/modules-cx.html#44446
FirePOWERモジュールは、ASA-CXモジュールの後継製品であり、ASA-CXより 更に高度で多様な機能をサポートします。