初めに
本ドキュメントでは、Azure上のFTDvのルーティングテーブルの自動作成と手動作成について、説明します。
Threat Defense Virtual および Azure の前提条件および要件
Azure ポータルから Secure Firewall Threat Defense Virtual を展開する前提条件としては四つのvNICが必要です。
1.管理インターフェイス:Threat Defense Virtual を Secure Firewall Management Center に接続するために使用されます。
2.診断インターフェイス — 診断およびレポートに使用されます。通過トラフィックには使用できません。
3.内部インターフェイス(必須):内部ホストに Threat Defense Virtual を接続するために使用されます。
4.外部インターフェイス(必須):Threat Defense Virtual をパブリック ネットワークに接続するために使用されます。
*詳細な前提条件や制約条件については下記URLをご確認ください。
・Cisco Firepower Threat Defense Virtual スタートアップガイド(Microsoft Azure クラウド向け)
Azure上のFTDvのルーティングテーブルの自動作成と手動作成
上記の四つ vNIC に各のルーティングテーブルを作成する必要があります。各ルーティングテーブルには、Threat Defense Virtual IP アドレスを持つ他の 3 つのサブネットへのルートがネクストホップとして含まれています。ルーティングテーブルの作成方法は以下があります。
自動作成:FTDvの導入に新規のサブネットを作成する場合、サブネットごとのルーティングテーブルが自動的に作成されます。
手動作成:FTDvの導入に既存のサブネットを利用する場合、手動でルーティングテーブルを作成します。
手動作成について、Microsoft社Azureのルーティングテーブルのドキュメントをご参照ください。
例:https://learn.microsoft.com/en-us/azure/virtual-network/manage-route-table