はじめに
通常、TETRAエンジンを有効にすると(Windows Server バージョン 2016 以降を除き)、Microsoft Defenderが自動的にオフになりますが、予期せずオフにならず、TETRAとWindows Defenderが同時に有効となる事例がございます。本記事では、考えられる原因と対応方法について紹介します。
前提条件
本記事はWindows Connector v8.2.1.21650にて動作確認しております。
本記事の内容は将来的に予告なく変更される場合がある旨、予めご了承ください。
管理ConsoleにてTETRAが有効であるかを確認します。無効である場合は本記事で説明する事象は無関係となります。
事象画面

Windows Connectorのポリシーにて、TETRAが有効に設定されても下図のようにWindows Defenderが同時に有効になります。

原因と対応方法
1 Windowsサービスでコネクタバージョンとモニタサービスのバージョンが一致しない
基本的には一致していると考えられますが、稀にこのバージョンが一致しない事象が報告されております。
その場合は、コネクタを完全アンインストールしてから再インストールしてみてください。

2 WindowsローカルグループポリシーでMicrosoft Defenderの設定が常に有効となっている

Turn off Microsoft Defender AntivirusはDisabledになった場合、インストールされた他のウイルス対策に関係なく、Microsoft Defenderが常に有効になりますので、Not configuredに変更し、端末を再起動してみてください。
3 上記で解決しない場合
上記の対応例で状況が改善しないようであれば、ログレベルをDebugにした状態でDiagnosticsをご取得の上で弊社TACまでお問い合わせいただけますようお願いいたします。
Diagnosticsファイルご取得の方法は以下をご参照ください。
・Windowsの場合:https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4815316