はじめに
本記事はWindows および Linux 上で AV 定義のバージョンを確認する方法について説明します。
前提条件
本記事は以下の環境で動作確認しております。
Windows Connector v7.5.9.21321, Windows Connector v8.1.7.21417
Linux Connector v1.20.4.903
エンジンが無効の場合は定義ファイルがダウンロードされず、確認することもできません。
本記事の内容は将来的に予告なく変更される場合がある旨、予めご了承ください。
利用可能なウィルス対策定義の最新バージョン
以下の場所から確認できます。
コンソールを開く⇒管理⇒AV定義の概要

対象コネクタが最新版のAV定義であるかの確認方法
管理コンソールからの確認方法
コンソールを開く⇒管理⇒コンピュータ⇒対象コンピュータ⇒定義バージョン
Windowsの場合

Linuxの場合

注:ClamAV(LinuxとMacの場合)とTETRA(Windowsの場合)が製品のローカルAVエンジンです。ClamAVとTETRAにチェックを入れない場合、ローカルAVエンジンが無効だと認識され、コンソール上では定義バージョンが表示されません。
ClamAVとTETRAの設定状況を確認する方法
コンソール⇒管理⇒ポリシー⇒該当ポリシーを開く⇒詳細設定⇒ClamAV(Windowsの場合はTETRA)

WindowsまたはLinux端末から確認する方法
Windowsの場合
Windows Connector v7.xでは、AV 定義のバージョンがインターフェース上に表示されません。以下の方法で確認します。(この方法はWindows Connector v8.xにも適用されます。)
下記のlocalファイルを開く⇒defversionsのキーワードで検索する。
C:\Program Files\Cisco\AMP\local.xml
以下のようにウィルス定義のバージョンが表示されます。(例のバージョンは90818)

注: コンソール上からTETRAを無効にした場合、検索結果がありません。
Windows Connector v8.xでは、AV定義のバージョンは以下の方法でも確認できます。
Windows Connector v8.xのインターフェース⇒歯車の設定アイコン

Linuxの場合
以下のようにCLIを起動します。
/opt/cisco/amp/bin/ampcli
definitionsコマンドを入力後、以下のように、定義ファイルのバージョンが表示されます。(例のバージョンは26946)

注: コンソール上からClamAV を無効にした場合、definitionsコマンドを実施しても何も表示されません。