CSC モジュールが正常動作している時、有効なライセンスを持っていれば、トレンドマイクロ社からウィルスやスパイウェアなどの検知パターンを自動アップデートします。
しかし、6.1.x と 6.2.x 台のバージョンで CSC モジュールを利用している場合、たまに自動アップデートが失敗して、その後ずっとアップデートが失敗したままで、パターンの更新が止まってしまう障害があります。しかも、一旦この状態になってしまうと、手動でアップデートしても失敗します。この障害で更新が止まるパターンの種類は決まっておらず、ウィルス、スパイウェア、アンチスパムなど個別のパターン更新が止まっていて、他種類のパターンが正常に更新できる場合が多いです。
パターンの更新が止まったら、CSC モジュールで管理者宛に知らせメールを送るように設定していれば、下記のような内容でメールが CSC モジュールから送信されます。パターンアップデートが失敗していることは、CSC モジュールの Syslog からも確認できます。
XXXXXX pattern ##### was successfully downloaded and installed.
Unable to copy file . You must manually copy file
/opt/trend/isvw/temp/AU/piranhacache/* to path
/opt/trend/isvw/lib/mail/cache.
XXXXXX pattern update failed.
この問題は CSCtc37947 として報告されています。CSC モジュールを再起動すれば、この障害の状態が解消されますが、根本的に解決方法は、CSCtc37947 の修正が入っているバージョンへ CSC モジュールをアップグレード(リイメージ)することです。現在の最新バージョン 6.3.1172.3 へのリイメージは、ドキュメントCSC-SSM モジュールをリイメージするを参照してください。