はじめに
本ドキュメントではFPR4100/9300 の FXOS version のダウングレードの注意点についてご紹介します。
* 本記事は2020年4月23日現在の情報をもとに作成しております
問題
FXOS のダウングレードはアップグレードと同様の手順で、Firepower Chassis Manager (以降 FCM) 画面より行うことが実装上可能です。*手順については下記URLをご確認ください。
しかし、上記方法で FXOS のダウングレードを実施すると以下のような予期せぬ動作が発生する場合があります。
(以下は一例です)
- FXOS が再起動を繰り返す
- Logical Devices (ASA or FTD)が正常に起動しない
- FXOS の CLI 上に不明なメッセージが繰り返し出力される
原因
FCM 画面より FXOS をダウングレードする方法は Cisco が公式にサポートする方法ではないため、様々な問題が発生する可能性があります。ダウングレードに関する記載は下記URL等 にございます。
(抜粋)
Note on Downgrades
Downgrade of FXOS images is not officially supported. The only Cisco-supported method of downgrading an image version of FXOS is to perform a complete re-image of the device.
解決策
FXOS のダウングレードを実施が必要となった際は、下記URLに記載のある手順を参考にして頂き、完全な再イメージ化(complete re-image) を実施頂ますようお願い致します。(下記はFXOS version 2.6.1 のドキュメントになります。)
また、Firepower1000/2100 シリーズの Re-image につきましては下記URLをご確認ください。
参考情報