はじめに
本記事では、Cisco Identity Services Engine (ISE) におけるゲストアクセスの機能で、ゲストアカウント作成のために入力必須となる項目をカスタマイズする方法をご紹介いたします。ゲストアカウント発行の際に入力する項目から電話番号やEメールアドレス等入力を省略したい、あるいは入力項目を必須にしたいなどのニーズに対応することができます。
このガイドで使用した ISE のソフトウェアバージョンは2.7 (patch 1を適用)です。表示言語は英語で作成しています。
ゲストアクセス スポンサーポータルの編集
Step 1. Sponsor Protalsへ
GUIで Work Centers > Guest Access > Portals & Components と進み、左のペインで Sponsor Portals を選択
右ペインに表示されるポータルからカスタマイズしたいポータルを選択
Step 2. Portal Page Customizationを選択
表示される画面で Portal Page Customization を選択
Step 3. Create Account for Known Guests へ進み Settingsを選択
左のメニューでCreate Account for Known Guests を選択し、右のプレビュー画面の Settingsを選択
Step 4. Settings specific to known guests を編集し保存
Settings の中からゲストアカウント発行のために必要な入力項目にチェックを入れる。必須としたい項目には Required にもチェックを入れる。
以下の例では First name, Last name Email addressが必須項目となるが、所属企業名は入力必須項目ではなくなる。
画面上に戻り Save をクリック
Step 5. Portal test URLで設定を確認
立ち上がるスポンサーポータルのページでスポンサーの権限のあるアカウントでログイン
Create Accounts > Knownで入力項目を確認
ポータルのカスタマイズの画面で選択した入力項目だけになり、Required にチェックを入れた項目にのみ* マークがあることが確認できる。
参考リンク
Cisco Identity Services Engine リリース 2.7 管理者ガイド
スポンサー アカウント作成のためのアカウント コンテンツの設定
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/security/ise/2-7/admin_guide/b_ise_admin_guide_27/b_ise_admin_guide_27_chapter_01111.html#concept_a1y_t3n_zx
章のタイトル: エンドユーザ Web ポータルのカスタマイズ
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/security/ise/2-7/admin_guide/b_ise_admin_guide_27/b_ise_admin_guide_27_chapter_010001.html#concept_ABC986D769D94064906A1F29B50EE448