はじめに
Cisco Identity Services Engineにおいて、下記のようなお問合せを頂くことがございます。
「メモリ使用率の確認方法を教えてほしい」
「SNMP Pollingでメモリ使用率を取得可能でしょうか」
本記事ではISEにおけるメモリ使用率の確認方法とよくあるご質問についてご紹介します。
本記事はISE version 3.1に基いて作成しています。
メモリ使用率の確認方法について
CLI
show memoryコマンドをご利用ください
出力例
ise-pan-1/admin# show memory
total memory: 32701820 kB
free memory: 9575112 kB
cached: 4086108 kB
swap-cached: 23720 kB
output of free command:
total used free shared buff/cache available
Mem: 32701820 18727068 9574732 3320368 4400020 10273828
Swap: 8191996 44556 8147440
GUI
・ダッシュボード(ログイン後のTOP画面)のSYSTEM SUMMARYのグラフ
または
・Health SummaryのReportをご利用ください。(Operations > Reports > Reports(左ペイン) > Diagnostics > Health Summary)
よくあるご質問
Q. SNMP pollingでのメモリ使用率の監視方法を教えてください
Q. SNMP walkで取得した値とGUI上でのメモリ使用率に乖離があるのですが、理由を教えてください
Q. HOST-RESOURCES-MIBからメモリ使用率の値を取得することはできますか？
Q. UCD-SNMP-MIBからメモリ使用率の値を取得することはできますか？
A.
残念ながらISEではSNMP pollingやサードパーティツールでのメモリ使用率の監視はサポートしておりません。
管理者ガイド一部抜粋
Do not use third-party tools to check memory utilization. We recommend that you use the show memory command in the Cisco ISE CLI to check memory utilization.
メモリ使用率の確認にサードパーティのツールを使用しないでください。Cisco ISE CLI で show memory コマンドを使用して、メモリ使用率を確認することをお勧めします。
Cisco Identity Services Engine Administrator Guide, Release 3.2 > Troubleshoot > Cisco ISE Alarms > High Memory Utilization
Cisco Identity Services Engine リリース 3.2 管理者ガイド > トラブルシューティング > Cisco ISE アラーム > メモリ使用率が高い（High Memory Utilization）
Q. メモリ使用率を監視するにはどうすればよいですか？
A.
元来ISEにはアラームの生成や通知機能が実装されており、メモリ使用率の監視を実施頂くことが可能です。
アラームの検知時はsyslogやmailでの通知が可能ですので、こちらをご利用ください。
Syslogの送付先の設定についてはこちらを参照ください。
Cisco Identity Services Engine Administrator Guide, Release 3.2 > Troubleshoot > Log Collection > Alarm Syslog Collection Location
各アラームごとの設定についてはこちらを参照ください。
Cisco Identity Services Engine Administrator Guide, Release 3.2 > Troubleshoot > Cisco ISE Alarms > Alarm Settings
