はじめに
Deployment環境にてパッチをインストールされる際に、インストール(およびそれに伴うサービス再起動)の順番に注意が必要な場合があると思います。
本ドキュメントでは、Deployment環境における、WebGUIからパッチ適用した際の、適用される順番について説明いたします。
なお、本ドキュメントはISE 2.4にて、Patch1を適用した際の確認結果を元に作成しております。
また確認したDeployment構成は以下の通りとなります。

Persona |
Node |
PAN/MnT(Primary) |
ise24-c |
PAN/MnT(Secondary) |
ise24-d |
PSN |
ise24-a |
PSN |
ise24-b |
WebGUIでPatchインストールする場合は、Adoministrator Guideにも記載のあるとおり、最初はPrimary PANにインストールされ、その次はWeb GUIにて表示されている順番となります。
またこの順番はDeployment構築時にHost名で決定されるため、Patchインストールする段階では意図的に変更はできません。
具体例として、今回検証時の場合は以下のようになります。
1. ise24-c : Primary PAN(+MnT)
2. ise24-a : PSN
3. ise24-b : PSN
4. ise24-d : Secondary PAN(+MnT)
ここで注意いただきたいポイントは、Primary PANの次は必ずSecondary PANになるというわけではなく、あくまでもWeb GUIに表示されている順番次第というところになります。
WebGUIにアクセスいただき、Patch Management画面でShow Node Statusアイコンをクリックすることで、現在のインストール状況が確認できます。

- Primary PANへのインストール完了後

- 2Node目へのインストール完了後

Patchのロールバックも、インストール時と同じく、WebGUIにて表示された順番となります。