Cisco ISE(Identity Services Engine)に関する問い合わせをされる場合にいくつか情報をご提供いただく必要があります。
特にトラブルシューティングが必要な場合は迅速に状況把握をさせていただきたいため、極力SR(Service Request) Open時に必要なものについてはお問い合わせ前にご取得いただけますようお願いいたします。
SR Open時にご提供いただきたい情報
Version情報
Version情報は、主に既知不具合に該当しているかどうかを判断するために必要な情報となります。
取得方法
- GUIにログインいただき、
右上のギアアイコン > About Identity Services Engine
もしくは右上のギアアイコン > Identity Services Engineについて
を表示。
- MHTML形式で保存。
参考:Web BrowserによるISE GUIの表示取得に関して(mhtml/html)
もし何かしらの理由でGUIにアクセスできない場合はCLIにてshow version
もしくはshow tech-support
をご取得ください。
ISE : バージョン情報の確認方法について
ISE : show tech-supportの取得方法について
補足
- トラブルシューティングに非常に重要な情報となりますので、ISEのバージョン情報(2.7や3.2、など)だけではなくPatchバージョン情報(2.7 Patch7や3.2 Patch無し、など)も合わせてご提供ください。
License情報
License情報は、主にご利用されてる機能が適切なライセンス環境下にあるかかどうかを把握するために必要な情報となります。
取得方法
- GUIにログインいただき、
Administration > System > Licensing
もしくは管理 > システム > ライセンス
を表示。
- MHTML形式で保存。
参考:Web BrowserによるISE GUIの表示取得に関して(mhtml/html)
Deployment情報
Deployment情報は、主にご利用環境や構成を把握するために必要な情報となります。
取得方法
- GUIにログインいただき、
Administration > System > Deployment
もしくは管理 > システム > 展開
を表示。
- MHTML形式で保存。
参考:Web BrowserによるISE GUIの表示取得に関して(mhtml/html)
もし何かしらの理由でGUIにアクセスできない場合はCLIにてshow tech-support
をご取得ください。
参考:ISE : show tech-supportの取得方法について
Dashboard情報
Dashboard情報は、主にご利用されてる環境(収容端末数など)を把握するために必要な情報となります。
取得方法
- GUIにログインいただき、
Home/Dashboard
もしくはダッシュボード
を表示。
- MHTML形式で保存。
参考:Web BrowserによるISE GUIの表示取得に関して(mhtml/html)
Support Bundle
Support Bundleは、ISEの障害解析のためのDebug logやSystem Logを収集したバンドルですので、障害解析の際には必要な情報となります。
取得方法
以下を参考にしてご取得ください。
ISE 3.0 サポートバンドルの取得方法
ISE 2.x - Support Bundle の取得方法
補足
- Support Bundle取得する際にすべての取得オプションを有効にするとファイルサイズが大きくなりやすく、ISEからのダウンロードやSCM(Support Case Manager)へのアップロード時に時間がかかってしまいます。
そのため、SR Open前に取得するタイミングでは、以下のオプションのみを指定いただくのが良いと思います。
- Include debug logs
- Include local logs
- Include monitoring and reporting logs
- Include system logs
- From Date/To Dateは事象発生している期間を含む日付
具体例:

-
SCMにアップロードする際には、DescriptionにSupport BundleのPassphareseをpass : <support bundleのpassphrase>
という記述をしていただけると助かります。
具体例:

-
SCMへUploadする際には、拡張子を変更したり、ZIPファイルで圧縮したりせず、GPG形式そのままでご提供ください。
-
もし何かしらの理由でGUIにアクセスできない場合はCLIにてbackup-logs
をご取得ください。