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zongzli
Cisco Employee
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はじめに

Secure Client (AnyConnect)のCertificate Matching機能についてご紹介します。

証明書認証を使用した VPN 接続の場合、デフォルトでは証明書の選択方式は自動となります。

但し PC に複数の使用可能な証明書が存在する場合、Certificate Matching機能を使用すれば、

特定のクライアント証明書を指定することができます。

本ドキュメントは以下のソフトウェアバージョンを用いて確認、作成しております。

 

ASA 9.16.4.19

Windows 11

Secure Client 5.0.02075


本機能にて、指定したいクライアント証明書の"Key Usage"、

"Extended Key Usage"、"Distinguished Name"のマッチ条件が選択できます。

今回の例では、PCに二つのクライアント証明書「CN=user1」と「CN=user2」があるとします。

上記 2 つの証明書で何れも認証可能ですが、強制的には「CN=user2」の証明書を使用するように指定します。

スクリーンショット 2023-06-02 143923.jpg

 

設定方法

1. ASDMにて該当するClient profileを開き、Certificate Matchingをクリックします。

Configuration > Remote Access VPN > Network (Client) Access > AnyConnect Client Profile 

スクリーンショット 2023-06-02 143923.jpg

2. "Distinguished Name" > Add > 

Name = CN, Pattern = user2, Operator = Equal と入力します。

スクリーンショット 2023-06-02 143923.jpg

 3. 該当group-policyに適用することを確認し、Apply をクリックします。

 

結果確認

ASA Syslogで結果を確認することができます。

Jun 02 2023 15:23:04: %ASA-7-717029: Identified client certificate within certificate chain. serial number: 01CDF0A65EB858F5, subject name: CN=user2.

Jun 02 2023 15:23:04: %ASA-6-717022: Certificate was successfully validated. serial number: 01CDF0A65EB858F5, subject name: CN=user2.

 

参考情報

Cisco Secure Client (including AnyConnect) Administrator Guide, Release 5 

 

 

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