はじめに
最近、Cisco Security Risk Scoreが表示されないお問い合わせを受けておりますので、本記事では、Cisco Security Risk Scoreの利用条件について説明いたします。
前提条件
本記事は2024年2月5日時点のSecure Endpoint Console(v5.4.2024013117)にて動作確認しております。
利用条件
下図のように、Cisco Security Risk Score (Kenna リスクスコア) は端末の脆弱性のリスクを定量化し、それを評価するためのものです。
これによって、管理者が脆弱性の優先順位を決定し、組織全体のセキュリティ状態を理解し、再発防止策を計画することが容易くなり、セキュリティ管理の効率性と効果性も高まると存じます。
簡単に纏めると、Cisco Security Risk Scoreを利用するには、以下の条件をすべて満たす必要がございます。条件を満たしていない場合は、Cisco Security Risk Scoreという項目自体が表示されません。
1. OSはWindows 10またはWindows 11*
*一部の Windows サーバーは Windows 10 と同じビルド番号とバージョン コードを持っているため、利用可能です。
2. コネクタバージョンは7.5.3以降
3. Advantage / Premierライセンスが必要
もしご契約の環境ではCisco Security Risk Scoreが表示されない場合、上記の条件を満たしているかをご確認いただければと存じます。
参考情報
https://gblogs.cisco.com/jp/2022/04/security-cisco-secure-endpoint-and-kenna-security-integrated/
https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/collateral/security/fireamp-endpoints/datasheet-c78-733181.html